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第6話声をあげて ページ8

「っっやっぱりお前がやったのか」



「見損なったのだよ」



2人はゲスを保健室へと連れていった。


バタン………


「………なんであんなコト言ったんスか?」



「あんなコトって…………私がやったってやつのコト?」



「他になにがあるっていうんスか」


「あははっ。だよねぇ。」


「つかオレが必死に説得しようとしてたのに」



涼は、やさしい。


赤司くんとか、真ちゃんとかよりも、ずっと。






ねぇ、おねがい。




僕にやさしくしないで?




嫌われ者にやさしくしたら、涼まで嫌われ者になっちゃうよ。



そんなの嫌だ。




表面では笑ってるけどね、


ほんとは泣きたいんだよ。



声をあげて、泣き叫びたいんだよ。

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作者名:七瀬由依 | 作成日時:2014年6月17日 19時

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