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第13話『仲間』 ページ17
「そういえば、さっき黄瀬くんと何を話していたんですか？」
「んー？あー
………何も話せなかった」
ぽつり、と言葉を落とすとテツヤはその先の事まで理解したようで、何も聞いてこなかった。
そのかわりに、嬉しい台詞を言ってくれた。
「ボクは、Aさんの味方です。
何があっても貴女を信じます」
「ありがとう。信じてくれて」
「当たり前です。ボク達は、『仲間』でしょう？」
そう、だよね。
仲間を信じる事に、理由なんていらないよね。
そんな簡単な事、忘れかけてたよ。
ありがとう。思い出させてくれて。
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作者名：七瀬由依 | 作成日時：2014年6月17日 19時
