私の彼氏と上司が修羅場すぎてやばい。← ページ34
私の気持ちなんて、ぐちゃぐちゃ過ぎて分からないよ…。
中也「………くそ。まあいい。おいA、俺に用があったんだろ?行くぞ。」
そう言って、中也さんは呆然としていた私の腕を引っ張り執務室に入れ、強く扉を閉めた。
暫くの間、部屋に沈黙が走った。
その沈黙に耐え切れずに口を開いたのは私だった。
「あ、えと、今日のお仕事の確認を…」
中也さんの背中をじっと見つめる。
すると、中也さんがゆっくりと此方を向いた。
今なら、何処に心臓があるのかがはっきりと分かる。
中也「一寸手前に聞きてぇんだけどよ。」
「は、はい。何でしょうか…。」
中也さんの開かかれようとする口を見つめる。
中也「俺さ……
・
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・
昨日の夜手前と飲んでた時の記憶が曖昧なんだが、
俺何か変なことしてなかったか?」
・
・
私の努力とは。
「………………え、っと、ですね……」
今度は床を見つめた。
否、待てよ…?
このまま昨日の事を私が隠し続けていれば、私と中也さんの健全な関係は守り通せるんじゃないか…?
そうだ!!そうしたら、気まずくなることも無くなる!
名案だね私よっ!!←
「何もありませんでしたよ!中也さんべろべろだったから、私がホテルまでタクシー連れて行って部屋に寝かせたまま帰ったんですよ!」
そう言うと、彼は納得した様に、
中也「そーか。なら良かったぜ。」
と言って、私に笑いかけた。
この笑顔を見れなくなるのは嫌だ。
中也さんは大切な上司だから、嫌な関係になりたくない。
簡単だ。
中也さんに恋してた時みたいに、気持ちを押さえればいいんだ。
それは簡単、なんだけど…。
太宰さんに嘘をつく方が、私には苦しくて堪らなかった。
彼と同じ事をしている私が悔しい。
そんな感情もあったけど、
大切な貴方に、秘密が出来たのは苦しかった。
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太宰亜里沙(プロフ) - 魔夢 (まゆ)さん» 太宰さんが終われば更新します! (2019年9月9日 21時) (レス) id: 9865e50aa1 (このIDを非表示/違反報告)
魔夢 (まゆ) - すみません泣きました (2019年9月6日 6時) (レス) id: cd9a959149 (このIDを非表示/違反報告)
魔夢 (まゆ) - 中也 中也 中也 中也 中也 中也 中也 中也 中也 (2019年9月5日 22時) (レス) id: cd9a959149 (このIDを非表示/違反報告)
魔夢 (まゆ) - ああああああ////おもろいよーーーーー^ (2019年9月5日 21時) (レス) id: cd9a959149 (このIDを非表示/違反報告)
魔夢 - 他の人もだしてあげてください…………ね? (2019年9月5日 21時) (レス) id: cd9a959149 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:太宰亜里沙 | 作成日時:2018年3月26日 22時