酔いが覚めたら。 ページ32
ゆっくりと目が覚めた。
目の前には、真っ白なシーツ。
真っ白なカーテン。
少し乱れた布団。
中也「…………ここ。何処だ?」
俺には、何が何だかさっぱり分からなかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
数時間後
ここは、中也さんの執務室前。
私は中也さんの幹部補佐。
中也さんと毎日のように顔を合わせ、中也さんと毎日のように任務をする。
そんな私が、あの人を避けられるわけが無い。
つまりだ。
私は、昨晩あんな事になったにも関わらず、中也さんと会わなければならない。
「はぁ………気まずすぎるでしょ…。」
一層の事、太宰さんの幹部補佐になりたかった…。
まあ、どっちにしろだけど…。
「憂鬱過ぎて死にそー…」
太宰「じゃあ、私と心中するかい?」
「_______え。」
いや。いやいやいや!!!
私はそっと背後を見た。
そこに立っていたのは、紛れも無く太宰さんだった。
太宰「最近全然話せてないよね。やっぱり私の事避けてるでしょ…?」
彼は何処か掴めない表情で言った。
「…だ、だったら、何なんですか…。」
ここは素直になろう。太宰さんに嘘は通用しない。
すると、彼ははぁ。と溜息をついた。
呆れているんだ。私に。
太宰「ねぇ、Aが私を避けてる理由ってさ__」
太宰さんがそう言いかけた時、
ぐいっ!
誰かに腕を引かれた。
「ひゃっ!」
それは、執務室から出てきた中也さんだった。
それも、すこぶる怒な。←
変な汗が出てきた。
中也「退け。此奴は俺の部下だ。」
そう言って、太宰さんを睨み付けた。
太宰さんは怯まずに言う。
太宰「この子は私の恋人だよ?邪魔しないでくれ給え。」
え、え、ええ!?汗
太宰さんに目をやり、
中也さんに目をやった。
この状況、阿呆な私でもわかるよ…
中也さんは、私が好き。
…………じゃあ、太宰さんは?
_________私は?
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太宰亜里沙(プロフ) - 魔夢 (まゆ)さん» 太宰さんが終われば更新します! (2019年9月9日 21時) (レス) id: 9865e50aa1 (このIDを非表示/違反報告)
魔夢 (まゆ) - すみません泣きました (2019年9月6日 6時) (レス) id: cd9a959149 (このIDを非表示/違反報告)
魔夢 (まゆ) - 中也 中也 中也 中也 中也 中也 中也 中也 中也 (2019年9月5日 22時) (レス) id: cd9a959149 (このIDを非表示/違反報告)
魔夢 (まゆ) - ああああああ////おもろいよーーーーー^ (2019年9月5日 21時) (レス) id: cd9a959149 (このIDを非表示/違反報告)
魔夢 - 他の人もだしてあげてください…………ね? (2019年9月5日 21時) (レス) id: cd9a959149 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:太宰亜里沙 | 作成日時:2018年3月26日 22時