イライラにイライラを重ねて。 ページ13
私は執務室の扉を勢い良く閉めて、ズカズカと廊下を歩く。
糞!糞!糞!!!
女子なんてとっくに食べてなくなりましたよっ!!←
「はぁ………太宰さんの阿呆……。」
そう呟くと、目の前を歩いていた人影が止まった。
つられて私も止まり、その人影の正体を探る。
目が合うと、その後は以前の太宰さんが手を出したとされる部下のそのまた部下の講作員だった。
相変わらず可愛い子だなぁ…。
太宰さんは、この顔で惚れたのかな…。
この子の唇にキスしたのかな。
そんな、どうしようもない事をぼーっと考える。
女「………あのっ!美月先輩!」
突然声を掛けられる。
「へ?あぁ。うん。何?」
女「先輩って、………治さんと付き合ってるって本当ですか?」
治さん。ねぇ………
私と太宰さんが付き合っている事を知っているのは、上級講作員だけの筈なんだけど…。
噂にでも耳にしたのかな…。
「………だとしたら、それが何?」
女「…………治さんと別れて下さい!治さん、何時も辛そうで、きっと先輩のせいです!これ以上先輩を悲しませないで上げてくださいっ!!」
ん?私の周りはいつから少女漫画風になった??
「………なんの事か分かんないけど、私の行動が不快に感じてたらごめんね?次からは気をつけるよ。」
そう言って、圧をかける微笑みをお見舞すると、遠慮がちに去っていった。
私はポートマフィア内では、頼れる幹部補佐。
下手な真似をして信用を無くしてはいけない。
けれど、なめられてもいけない。
そんな苦痛の狭間に居る。
それを理解しておかなければいけない。
だ、け、れ、ど、も…………
だァァァァん!!
私の拳が降り下ろされた壁がヒビを入れて凹む。
「……………ほんっと、イライラするわ…。」
・
・
・
中也「おいおい大丈夫かよ…?ヒビ入ってんぞ…?」
「中也さん…………」
貴方に言われたくありません。
映画見ましたよ私。←
「さっきのやり取り、もしかして聞いてましたか…?」
中也「それは、太宰とのやり取りか?それとも、太宰の部下とのやり取りか?」
はい。どっちも見てますね。
「絶対に、太宰さんに謝って貰いますよ…。」
本気の私を舐めるなよ…?(黒笑)
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太宰亜里沙(プロフ) - 魔夢 (まゆ)さん» 太宰さんが終われば更新します! (2019年9月9日 21時) (レス) id: 9865e50aa1 (このIDを非表示/違反報告)
魔夢 (まゆ) - すみません泣きました (2019年9月6日 6時) (レス) id: cd9a959149 (このIDを非表示/違反報告)
魔夢 (まゆ) - 中也 中也 中也 中也 中也 中也 中也 中也 中也 (2019年9月5日 22時) (レス) id: cd9a959149 (このIDを非表示/違反報告)
魔夢 (まゆ) - ああああああ////おもろいよーーーーー^ (2019年9月5日 21時) (レス) id: cd9a959149 (このIDを非表示/違反報告)
魔夢 - 他の人もだしてあげてください…………ね? (2019年9月5日 21時) (レス) id: cd9a959149 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:太宰亜里沙 | 作成日時:2018年3月26日 22時