あの頃は良かったよ。 ページ18
あれがバレているとしたら、私は首領に首を落とされてしまうかもしれないねぇ…。
この秘密は、まだ彼女にはバレてはいけないのに…。
せめて、せめて…。
バレているのが、私が浮気をしている。という事だけでありますように…。
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とある何時ものBARにて、
私達は恒例の作戦会議を行っていた。
「どうでした?今日の作戦の手応えは。」
彼は私を一瞥し、あーっと…。と言葉を濁した。
「?不作だったんですか??」
中也「ん?いいや。彼奴、結構焦ってたぜ?目が揺らいでた。手応えあったよ。」
そう言って、やってやったと言わんばかりの笑を見せた。
思わず笑を零す。
「そうですか!それは良かったです!!」
中也「おう。さてと……次はどうする?」
「んんんーーーーーーどうしましょうーー!」
中也「こっからは追い込み掛けてぇなぁ…。」
「う〜ん………」
私は机に突っ伏した。
「…………私と中也さんが付き合ってる疑惑な噂でも流させますか…?」
中也「……おう。いいんじゃねぇか?でも、どうやって噂を流す?」
「うーーん………密会っぽい様子を部下にわざと見せつける、とか?」
中也「ああ。なるほど。…じゃあキスする振りでもするか?」
「ぅえ!?う、まぁ、そんな所がいいですよね…。」
キスという言葉に異様に反応してしまう。
私は思春期の男子高校生か!!
中也「ていうか手前、太宰の野郎とキスした事あんのか…?んまぁ、言いたくなかったら言わなくていいんだが。」
「ぅ………まあ、ね。した事はありますよ…?一応、恋人がするべき段階までは踏み終わってます…。」
言い方が分かりずらいが、こう言う言い方をしないと凄く恥ずかしくなる。
中也さんもやっと自分が聞いた事の意味を察したようで、段々と頬を紅く染めた。
中也「おう………そ、そうか。」
この時、中也さんは恥ずかしいよりも残念な気持ちの方が勝っていたらしいのだけれど。
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その頃、1人の女が中原と美月の様子を伺っていた。
女は拳を握る。
それはもう、血が浮き上がるような力で。
「………………許さない………彼奴……。
絶対に、後悔させて上げるわよ……。」
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太宰亜里沙(プロフ) - 魔夢 (まゆ)さん» 太宰さんが終われば更新します! (2019年9月9日 21時) (レス) id: 9865e50aa1 (このIDを非表示/違反報告)
魔夢 (まゆ) - すみません泣きました (2019年9月6日 6時) (レス) id: cd9a959149 (このIDを非表示/違反報告)
魔夢 (まゆ) - 中也 中也 中也 中也 中也 中也 中也 中也 中也 (2019年9月5日 22時) (レス) id: cd9a959149 (このIDを非表示/違反報告)
魔夢 (まゆ) - ああああああ////おもろいよーーーーー^ (2019年9月5日 21時) (レス) id: cd9a959149 (このIDを非表示/違反報告)
魔夢 - 他の人もだしてあげてください…………ね? (2019年9月5日 21時) (レス) id: cd9a959149 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:太宰亜里沙 | 作成日時:2018年3月26日 22時