束縛。(黒の時代太宰) ページ25
Aside
今日、私は単独の任務の用があって、私は今まさにその準備をしていた。
すると、私の自室に太宰さんがやって来た。
太宰「……A?どこかに行く予定でもあるの?なら私も_」
A「あ、今から単独任務なんです!その準備をしてます!」と応えた。
すると、太宰さんは急に私の腕を掴んで寝代に放り投げられた。
A「きゃあ!」
私は倒れ込んで、太宰さんに見下ろされる状態になる。
太宰「A、私を置いて、一人で行くの?私達はいつも一緒に行動していたじゃぁないか……嗚呼、もしかして、他の男とでも会うつもり?」
太宰さんは急に、ありもしないような事を口にし始める。
A「や、ちょ、私がそんな事をする訳ないじゃないですかっ……」
私は、太宰さんの事が大好きなのに___
太宰「嗚呼、勿論分かってるよ…。でも、Aを一人で行かせちゃ、誰か他の男がAを攫ってしまうかもしれない………そうなる前に、私が_」
太宰さんのその声で、私の記憶は途切れた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
A「ん…………ここは……」
目を覚ますと、そこは何度か来た事のある太宰さんの自室だった。
動こうとすると、手足を縛られた感覚がして動けなかった。
A「………っえ?な、なに、これ………」
見ると、私の手首には、鎖が繋がっていて、身動きを取れないようにされていた。
これ全部、太宰さんがしたの____?
私は恐怖心を覚え、鎖をちぎろうと暴れた。
太宰「A、そんな事をしても無駄だ。それはそんな簡単には外れないからね。」
太宰さんの声にビクリと体が跳ね上がった。
A「だ、太宰さ………」
太宰「Aは、今日から、しぬまでずぅっと、ここで暮らすんだよ____
もう誰の目にも映らせたりしない。
誰の手にも触れさせたりしない。
君の全ては、今日から私のものだよ。」
大好きな彼の声が、今は黒く暗く感じられた。
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みゅうか - 読んでる時もドッキドキなんですが...ガチで心臓保ちません。 (2022年6月8日 19時) (レス) @page6 id: f2a3c13cfe (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - わかりました (2019年6月13日 23時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
太宰亜里沙(プロフ) - りんさん» 今は特に思い当たるものはありませんが、その時そのときで考えさせていただきます。 (2019年6月13日 23時) (レス) id: 9865e50aa1 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ダメなネタとかありますか? (2019年6月13日 22時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
太宰亜里沙(プロフ) - りんさん» 書くかはこちらで決めさせていただきます!いつも沢山のリクエスト、ありがとうございます!承りました! (2019年6月13日 22時) (レス) id: 9865e50aa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:太宰亜里沙 | 作成日時:2018年3月13日 22時