10エール ページ11
Aside
授業が終わってみあと一緒に部活に行く。
A「今日チアやんな」
みあ「うん、振りのテスト」
話しながら部室の扉を開けようとすると、急に扉が開いた。
「もうええわ！」
でてきたのは3年の他のクラスの部員の陽ちゃんだった。
私達に気づくなり、気まずそうな顔をする。
A「どうかしたん？大丈夫？」
そう聞くと、は目に涙を溜め始めた。
陽「わ、私、最近調子悪くてバトンもよう落としちゃうし、ごめんって言うたら、攻められんの！
なんで？Aやって失敗する事あるやろ！？」
奥の方を見れば、他の3年生が2人ほど、気まずそうな顔をしていた。
確かに陽ちゃんは最近調子悪いけど＿＿
A「両方の言いたいことはちゃんとわかるよ、
でもさ、陽ちゃんは最近調子は悪くても、皆が練習で辛い時とかいっつも励ましてくれるやん！私いっつもあれめっちゃ助かってんねんなぁ〜！
2人もさ、バトン落とすん責めちゃうんはめっちゃわかるよ、私もそこ落とす？って思う時無いことも無いし！
でも、それは皆経験する事やしさ！チアもバトンもチームなんやし、皆でフォローしあおや！
陽ちゃんも今日一緒に残ってバトンの練習せーへん？私もバトンやばいねん！お願い！」
私が顔の前で両手を合わせて陽ちゃんに懇願すると、陽ちゃんは涙をひっこめてそっと笑ってくれた。
「陽、ごめん酷い事言うて…私らも焦ってた」
「Aの言う通りやわ、ごめん」
陽「ううん、私ももっと頑張るわバトン！」
A「よし！じゃあ皆もう1秒で着替えて練習しよう！！ほらほら！」
みあ「1秒って笑」
皆で笑いながら部室に入る。
とりあえずおさまってよかった。
・
侑side
侑「あ、椿さんや」
治「ん？…あぁ、チア部のキャプテンさんか」
侑「なんか揉めてへん？」
部室に入る手前、チア部の部室の前で何人かの女子が揉めていた。中には泣いている人も居る。確か3年。
その中には椿さんもいた。
A「陽ちゃんも今日一緒に残ってバトンの練習せーへん？私もバトンやばいねん！お願い！」
A「よし！じゃあ1秒で着替えて練習しよう！！」
揉めている最中、椿さんのひとつひとつの言葉に耳を済ませた。圧倒的なリーダーシップ。説得力がある。
この人、凄い人やなぁ
それから暫く椿さんの事が頭に残った。
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太宰亜里沙(プロフ) - ぬんさん» はい！こちらで完結になります！最後まで読んでいただき、夢主を含め2人を愛していただけてとても嬉しいです、、！！！ありがとうございます！ (2021年8月8日 22時) (
レス) id: 9865e50aa1 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん - この2人可愛すぎるんですけど、、悶えました、、。続編か番外編はないですかね？ (2021年7月24日 2時) (レス) id: c2c5a94e17 (このIDを非表示/違反報告)
太宰亜里沙(プロフ) - あすか。さん» そんなふうに言っていただけて嬉しいです！ありがとうございます！ (2021年6月22日 20時) (レス) id: 9865e50aa1 (このIDを非表示/違反報告)
あすか。 - やばい今日の１hit目もらったんだけど。嬉し過ぎて死にそう() (2021年6月21日 0時) (レス) id: 187a2e4fa4 (このIDを非表示/違反報告)
太宰亜里沙(プロフ) - いちご大福さん» わ〜！ありがとうございます！そう言っていただけてとても嬉しいです！これからも楽しく頑張っていきます！ (2020年11月15日 17時) (レス) id: 9865e50aa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：太宰亜里沙
| 作成日時：2020年4月25日 19時
