チア部の部長は北くんが好き。【北信介】【HQ】

2エール ページ3

Aside




翌日、朝練を終わらせて皆で部室で喋りながら着替える。



みあ「今日撮った動画またグループ送ってな」



A「おっけい！」




部室から出て教室へ向かおうとすると、男子バレー部もぞろぞろと部室から出てきた。





北「椿やん、おはよぉ、朝練？」



A「きっ、北くん！おはよ！うん！朝練！」




みあ「めっちゃ焦り丸出しやで」




みあに小声でそう言われた。わかってるわい！




侑「あ！3年の可愛ええチア部の人！」




治「ほんまや」




A「み、みあめっちゃ人気者やん！」




みあ「あほか、あんたの事やわ」




A「え！？」




北「明知は美人って感じやもんな」



みあ「ふっふっふー褒めてもなんも出んで？」




北「椿は可愛いって感じよな」




A「！？」



侑「き、北さんの口から可愛いって聞こえた…！」





可愛い！？かわいい！？kawaii！？




みあ「A失神しかけてるやん笑」




北「？なんで？」




てっ、天然無自覚ポーカーフェイス北信介…(長い)






そんな事を思いながら3人で教室に向かった。






・




私の席は、北くんとみあの間。
つまり神席ということだ。お分かりいただけるだろうか。







「みあちゃんAちゃんおはよ〜」




みあ「おはよーん」




A「おはよー！」





「北くんも一緒に来たんや？A興奮して鼻血出してへん？大丈夫？」




A「は、鼻血！？」




みあ「鼻血は出してへんよ、鼻血はな？」




A「含みのある言い方せんといて！？」




北くんに聞こえないように友達の方でこそこそと話す。




「Aちゃん北くん大好き人間やもんな〜


なんで気づかれてへんのやろ」




みあ「それは北くんが鈍すぎるんやわ多分」





「なんかさ、Aと北くんがふたりで話してたら新婚さんみたいに見えんねん」





「「わかる」」





A「なんでそんな皆意見一致してるん？」

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