遭遇 ページ8
Aside
レポートも終わり、私達はしばらくテレビを見て談笑した。
炭治郎「もう8時半だ」
A「ほんとだ。じゃあそろそろおいとましようかな」
炭治郎「駅まで送るよ」
A「ありがとう!」
机の上を片付けて部屋を出る準備をした。
しばらく話しながら駅に向かっていると、「あ、おい!」と大きい声が聞こえ、私と炭治郎は声のする方を向いた。
伊之助「お前らなんでこんなとこいんだ!」
A「伊之助くん!」
炭治郎「伊之助じゃないか。お前こそなんでこんな所に?伊之助の家はこの辺りじゃないだろ」
伊之助「走ってたらこんな所についた!!」
相変わらず元気だなあと思いながら話す。
彼は嘴平伊之助くんと言って、私たちと同じ鬼帝大学の2回生。学部は同じだが、専攻が違うため授業はほとんど同じでは無い。
よく話すようになったのは炭治郎とお付き合いを始めてからで、炭治郎とは昔から仲が良いらしい。
猪突猛進な所があって、よく名前を間違えられたけど、最近はAとちゃんと呼んでくれる。
そしてそして、とんでもなく美形なのだ。
1回生と2回生の学校祭では、私と共にミセス鬼帝を獲得した。ちなみに私が2年連続で獲得できているのはほんっとうに謎である。
本人は表彰式でタキシードを着るのを嫌がっていたが、タキシード姿があまりにも素敵だったので、大学中の男女が黄色い声を上げていた。
本人は嫌そうな顔をしていたけど…
伊之助くんはかっこいいと言うより、綺麗なんだよなあ
伊之助「お前らはなんでここにいんだ!」
A「あ、炭治郎のお家にお邪魔してたんだ」
伊之助「なんだ、いかがわしいことでもしてたのか!」
A「いかっ…!?」
炭治郎「おい伊之助!そんな事を大きな声で言うな!」
炭治郎は慌てて伊之助の口を塞ぐ。
A「しっ、してないよ!ちょっとしか!」
炭治郎「A!正直すぎるぞ!」
A「え!ごめんなさい!」
伊之助「なんだお前ら!変な奴らだな!俺はまだ動き足りないからいくぜ!じゃあな!」
そう言ってどこか分からない方向へ走っていく伊之助を2人で見つめた。
208人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
太宰亜里沙(プロフ) - Lunaさん» ありがとうございます!炭治郎には私も翻弄されっぱなしです!こちらこそここまで読んでくださりありがとうございました! (2021年2月2日 23時) (レス) id: 9865e50aa1 (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - きゃあ、完結おめでとうございます!もお翻弄されすぎて、ニヤけが止まりません!続きが気になってしまう……。。素敵な胸きゅんストーリーありがとうございました! (2021年2月2日 22時) (レス) id: acb6885805 (このIDを非表示/違反報告)
太宰亜里沙(プロフ) - シルバーウルフさん» いえいえ!素敵なご提案ありがとうございました! (2021年1月19日 1時) (レス) id: 9865e50aa1 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - 分かりました。気にしないで下さいね。(^ω^)(^o^)v(*^^*) (2021年1月19日 0時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
太宰亜里沙(プロフ) - シルバーウルフさん» すみません!今の所は1人でちまちま書きたいなと思ってます! (2021年1月18日 23時) (レス) id: 9865e50aa1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:太宰亜里沙 | 作成日時:2020年11月22日 15時