24話 ページ26
Aside
今日もいつも通りに出勤していつも通りの仕事…と云いたいところだけど、今日は何だか慌ただしい。
大きな任務があるなら、私の異能が必要になるので、知らせが入るはずだけど、入ってないって事はそれでもない。
みんなの様子も変だし…。真逆ｯ…マフィアが軍警かなにかに追い込まれた…？ いや、今日太宰さんとお兄ちゃんを見かけた時、そんな様子は無かったし…。リンタロウさんと太宰さんが居ればまず、そんなことは有り得ないだろう…。
今日はエリスちゃんも覗きにこない。まぁ、毎日来るわけではないけど…。
ﾋﾟﾛﾘﾝ
私のスマホに通知が来た。こんな時間に誰だろう？
スマホ画面に目を移すと、お兄ちゃんからだった。
「今日は大事な会議で人が出入りするから、あんまり部屋を出ねぇ方がいいぞ。
夕刻には終わるそうだ、今日はその後姐さんが茶会をしたいと云っていたからAを迎えに行くはずだ。」
！ だから今日は慌ただしかったんだ。
お兄ちゃんに返信し、後は本を読んでることにしておいた。
途中、お昼を軽く済ませ、茶会の時間まで再び本を読むことにした。
気がつけば私は寝てしまっていた。
目を覚ますと目の前にお姉ちゃんがいた。
「よく眠れたかえ」
「あ、お姉ちゃん… うん」
私が寝ていたのを起こさず待っていてくれたようだった。
お姉ちゃんが車椅子を押してくれた。
「お姉ちゃん、もう車椅子も馴れたから、自分で行けるよ？」
「今日はのう、行き先がいつもと違うからのう」
お姉ちゃんが何だか嬉しそうにしていた。
大きな扉の前でお姉ちゃんが止まる。
「今日はこんな大きな部屋でお茶会？」
「良いからドアをあけるのじゃ」
私がドアを開くと同時に大きな破裂音の様なものが聞こえた。吃驚して、私は目を閉じ固まる
お誕生日おめでとう
そう、聞こえた。
目をゆっくり開くと、辺りは煌びやかに飾られて、たくさんの人がいた。真ん中には大きなケーキが置かれていた。
お誕生日かぁ〜。
ん？…？
「私の!?」
「まぁ、覚えてなくても仕方ねぇな」
お兄ちゃんが云った。
私を祝う為にこんなにたくさんの人が…。
「有難う」
私は笑顔でそう答えた。
私は中へ進んでいくと、たくさんのプレゼントを貰った。
今日は本当に最高の日。
パーティーは凄く盛り上がった。凄く楽しかった
でも、今日はあんまり、お兄ちゃんと話せていない。
パーティーも終わりを迎える頃。
「A」
振り返ると花束を持ったお兄ちゃんの姿
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 228人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪見だいふく - あの、多分ねぇさんじゃなくていいあねさんです (2018年7月23日 10時) (
レス) id: 45f0691588 (このIDを非表示/違反報告)
蒼也 - 文スト大好きおじさん(笑)さん» 一様、はじめが黒の時代編なので与謝野先生と出会ってないっという設定何ですよ〜() (2017年8月1日 10時) (レス) id: 46346c34a6 (このIDを非表示/違反報告)
文スト大好きおじさん(笑) - 与謝野さんがいるから治る！と、思いました！でも、太宰が気づかないとは (2017年6月3日 13時) (レス) id: 69007943fd (このIDを非表示/違反報告)
蒼也 - 千さん» 有難うございます!!太宰さんも頑張ります!!次も(?)ワクワク出来るような作品が作れるよう頑張ります!! (2017年5月4日 23時) (レス) id: 805bfff9a4 (このIDを非表示/違反報告)
蒼也 - medaemonさん» 有難うございます!!本当に更新遅れて申し訳ないです。此れからはそんなことのないように…が、頑張ります。太宰さんのお話も頑張らせて頂きますm(*_ _)m (2017年5月4日 22時) (レス) id: 805bfff9a4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：蒼也 x他1人 | 作成日時：2017年4月20日 8時
