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アタシはあの後、キバナに待ち合わせ時間だけ告げて別れ、自分の楽屋へと向かった。

真紅のドレスを脱ぎ、私服へと戻り、荷物をまとめる。

これから、頂ける報酬の期待から、無意識に脚が速くなる。

エンジンスタジアムの裏口に着くと、キバナが既に待っていた。

『ジュリーちゃん、あんなに着飾ってたのに、支度はやくね??』

『んふふ。だって‥ずっとこの時を恋い焦がれてたんだから!』

嬉々と語るジュリーは、最近見た中で一番テンションが高かった。

『そんなにテンション上がるほど、報酬貰えんの?』

比較的、金の亡者寄りのジュリーがこんなにテンションを上げてるとなると、余程凄い額なのだろうと、キバナは想像する。

そして少しした後、ローズが現れた。

『待たせたね。ジュリー君。‥それじゃあ、好きなだけ楽しんでおいで。ぁあ、そうそう、コレとは別に今回の出演料は既に口座に振り込み済みだから、あとで確認しておくれよ?』

『はい!ありがとうございます。ローズ委員長。アタシの夢が一つ叶いますわ。
あぁ、あと、キバナも同行させたいんですが、大丈夫ですか?』

『へぇ、ジュリー君はキバナ君と親しかったんだね。構やしないよ』

『ありがとうございます!ではいってきます!』

ジュリーはローズに短く会釈をし、キバナの腕を引いて、早足に歩き始める。


『ジュリー!報酬って金のことじゃねぇのか?今から何処に行く気だ?』

一人だけ、会話の緒が見えないキバナは尋ねる。

『ガラル鉱山よ。
実は前からあそこで鉱物採集がしたくてね。
だから今回の開会式出演の依頼が来た時に、ダメ元で、あのガラル鉱山のオーナーでもあるローズさんにお願いしてみたの。
そしたら二つ返事でOKしてくださったの。』

そう語るジュリーは本当に嬉しそうだ。

ああ、そうか。
確かにガラル鉱山は、鉱物がジャラジャラ落ちている。
宝石マニアなジュリーからしたらたまらない場所なんだろう。


『お供しますよ。お姫様?』

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設定タグ:ポケモン剣盾 , キバナ , ヤミラミ   
作品ジャンル:アニメ
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宝ヶ峯ハニー(プロフ) - 松野かほさん» わっ‥勿体ないお言葉‥!更新頑張っていきます! (2020年1月3日 22時) (レス) id: 491f9a70e1 (このIDを非表示/違反報告)
松野かほ(プロフ) - はっ、あっ、えっ……好きですぅ……更新待ってます (2020年1月1日 21時) (レス) id: 845a75d25b (このIDを非表示/違反報告)
かっちゃん(プロフ) - 宝ヶ峯ハニーさん» 壁|ョ・ω・`o)ガンバッテッ♪ (2019年12月31日 22時) (レス) id: 17dcb00d4a (このIDを非表示/違反報告)
宝ヶ峯ハニー(プロフ) - かっちゃんさん» コメントありがとうございます。正直、自分の趣味に全振りした夢主で書いているので、皆様の反応が気になっていたので、そう言って頂けると嬉しいです!これからも更新頑張りますので、どうぞ宜しくお願いします! (2019年12月30日 0時) (レス) id: 491f9a70e1 (このIDを非表示/違反報告)
かっちゃん(プロフ) - 毎回、毎回、ドキドキしながら見させてもらってます!!こーゆー主人公ちゃんもいいな…次の更新も楽しみにしてますよ!!! (2019年12月29日 18時) (レス) id: 17dcb00d4a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:宝ヶ峯ハニー | 作成日時:2019年12月25日 10時

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