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な、なんてことだ。まさかデザートまで作れるようになってたとは…
無駄に女子力が高いんだよなぁ、リーダー。流石暗殺チームのオカン
いや、私もそんな事言ってる場合じゃない
早く逃げなければ
『リ、リゾット？私これから急ぎの用事があるんだけど〜…？』
「何？そうか…ならその用事が終わってから
またここに来い。俺が美味いデザート作って待ってるから。
いつ終わるんだ？その用事は？」
………どうしよう…逃げ場が無い…
後で食べるよりは……
今覚悟を決めて食べよう…うん…
『いや、いいよリゾット。やっぱり今食べる』
「！そうか。ならもう少し待っててくれ」
あぁ…最悪だ…
「出来たぞ。A」
『う、うん』
ソファーに寝転がってテレビを見ているとリゾットが声をかけてきた
リーダーが作ったらしいデザートはゼリーだった
真っ赤で透き通っている、とても綺麗なゼリーだった。
『ゼ、ゼリーなんてリゾット作れたんだね…何味なの？』
「…ホラ、食べさせてやる。コッチに来い」
リゾットが椅子に座りながら隣に座れと手招きして来る
『いや、だ、大丈夫だよ…1人で食べれるって』
「いいからコッチに来い」
『…はい』
黙ってリーダーの隣に座る
「ホラ、口開けろ」
『…』
口を開けるとリーダーがスプーンですくったゼリーを私の口へと運んでくる
…少し、鉄の匂いがしたのは気のせいだろうか
『…っ、ぅえ？！』
最初見た時は赤色だったので苺味だと思っていたゼリーは
噛めば噛むほど口の中で鉄の味がしてくる
『ぅぅ…うぁ…っむぐ！！？』
吐き出そうと思い口を開けた瞬間、口をリーダーの手で抑えられる。
口の中に鉄の味が広まる
気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い
『ン…んー！んーっ…！？』
「ちゃんと噛め」
苦しくなって涙目でリーダーを睨むと
冷たく、光の無い目でそう言われる
このまま抵抗しても無駄そうなのでできるだけ噛むフリをした後、飲み込む
「っ…ちゃんと飲んだか？」
黙って頷く。取り敢えずこの口の中の不快感をどうにかしたい。
口をゆすぎたい
『…ぅ、ねぇ、リーダー。このゼリーってもしかして』
「あぁ、そうだ。俺の血だ。あとA、リーダーじゃなくて…？」
『リゾット…』
やはりそうだ。食べる前のあの鉄の匂いは血だったのだ。
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推しの命は私の命 - 15話に出てきた”黒い薔薇”…花言葉が恐ろしい… (8月21日 23時) (
レス) @page16 id: 0046fb2d1c (このIDを非表示/違反報告)
ななちき - めちゃくそ気になるwww (2022年8月23日 23時) (レス) @page22 id: 32ff12bb1c (このIDを非表示/違反報告)
ラララ - うわああああ。すっごい面白い！早く続きが読みたいです！応援しています、頑張って下さい！最高でした！ (2022年6月21日 20時) (レス) @page22 id: 88306c5950 (このIDを非表示/違反報告)
〜(°з°)〜 - 初めてがこの物語で良かった！サイコー！続き待っているぜ！ (2020年10月19日 22時) (レス) id: 2cdf88906a (このIDを非表示/違反報告)
明太子ご飯(プロフ) - 更新がんばってください！楽しみにしてます！ (2020年8月15日 18時) (レス) id: 3e6050be77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんこ | 作成日時：2015年8月9日 22時
