アメリカ物語41 ページ44
{貴方side}
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それが・・・俺の成長を妨げている・・・?
どうして・・・?
昨日からずっと胸に引っかかっているものが、さらに複雑に絡みついて不安を掻き立てる・・・が、隣りに修がいたことが幸いで冷静さは保たれている。
それでも、答えを出そうと頭をフル回転しても何も浮かばない。沈黙も相まって、先程までの勝負のせいで上がってしまっていた呼吸音だけが辺りに響き渡っているかのようだ。
そんな俺の様子を見ていたアレックスさんは、やれやれといった感じで眉を八の字にして微笑んだ。
アレックス「Aの並外れた観察眼もそうだが、瞬発的に判断する能力も長けている。普通に言ってはいるけど、並の人じゃできないようなことをアンタはしてるんだよ。・・・けど、アタシとの勝負はちょいとキツかっただろ?その証拠に息が上がってる。」
貴方「・・・・・・キツかった・・・のは確かです。いつも通りプレイはできていたし、不調というわけでもない。それでも・・・まあ・・・この有り様ッスね。」
アレックス「相手がアタシだったからな。プロの世界っていうのもなんだけど、相手が動きやすいようなプレイをさせないのが当たり前のこと。裏をかくようなプレイには慣れてたってのもあってアンタは動きづらかったと思う。」
貴方「だから・・・こんなにも俺は疲れてるんスね。」
アレックス「クスッ・・・・・・それだけじゃないぜ。」
貴方「・・・・・・・・・えっ?」
アレックス「ここまで言えば分かると思ったんだが・・・・・・いや、その様子だとアンタは色々複雑に考えるタイプのようだな。」
クックックッと笑うアレックスさん。
笑い終わると・・・俺の瞳を真っ直ぐと見つめ、そして・・・静かに俺の胸を指さした。
アレックス「A、アンタは・・・・・・
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貴方「・・・・・・!!!」
アレックス「"PGとしての役割"が足枷になってたんだ。A・・・アンタはもっと・・・上へ行ける・・・!!」
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nssk(プロフ) - 待ってましたー!!!!!!✧*。٩(ˊᗜˋ*)و✧*。 (2022年9月9日 18時) (レス) @page29 id: f1d6119958 (このIDを非表示/違反報告)
伊万里 - はじめまして、黒バスにハマって読んでみてよかったです!私の中で最高でした。 (2022年7月25日 16時) (レス) @page26 id: 34cb1a8404 (このIDを非表示/違反報告)
maichametamtam(プロフ) - 最新の再開は検討していますか?最新が出来たらして欲しいです!お願いします! (2022年7月20日 23時) (レス) id: dd065062e2 (このIDを非表示/違反報告)
runa(プロフ) - だおさん本当にお久しぶりです!イラストも見ることが出来てめっちゃ嬉しいです!10年は余裕で待てますのでだおさんのペースで更新待ってます♡ (2022年1月14日 3時) (レス) @page26 id: d48379a1c1 (このIDを非表示/違反報告)
日向(プロフ) - お久しぶりです、お帰りなさい!またお時間がある時にでも更新してくださればとても嬉しく思います。応援しています……! (2022年1月9日 20時) (レス) @page26 id: 0ceab624dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:だお | 作成日時:2019年2月1日 20時