アメリカ物語40 ページ43
{虹村side}
アレックス「アンタ・・・・・・・・・
.
.
.
.
.
.
.
.
貴方「!!」
虹村「・・・・・・どういう・・・ことッスか・・・」
.
思いもよらぬ発言が・・・アレックスさんから飛び出た。
意味がわからない・・・。
小さい頃から一緒にバスケをやってきた俺だからこそ、Aのプレイスタイルは尊敬できるところがたくさんあって、自分のことかのように誇らしさまでもあった。
なのに・・・1度バスケをしただけでこんなにもド直球に言ってくるなんて。【スタイルが合わない】・・・・・・元プロバスケ選手が言うだけあって重さが凄かった。
Aはというと・・・
至って冷静なように見えた。
いや・・・
隣にいるから分かる・・・。
真っ直ぐアレックスさんを見つめるAの瞳は・・・
静かに震えていた。
.
貴方「・・・・・・確かに、本場と比べたら日本のバスケスタイルなんて劣るかもしれない。」
アレックス「・・・」
貴方「でも、ただ単にスタイルが合わないなんて言われたら、俺は俺のバスケを全否定されたことになる・・・。それはつまり、今まで一緒にバスケをやってきた仲間も否定されたようなもんなんだよ。」
虹村(!・・・・・・A・・・)
貴方「ちゃんと・・・説明してください。」
・・・・・・静かな怒りが伝わってくる。
それでも震え続ける瞳。
動揺・・・
不安・・・
色んな気持ちが入り混ざった瞳から、Aが色めき立っているのが伺えてしまう。怒りよりも・・・『追求』を優先しようとしているAの姿がそこにはあった。
.
アレックス「怒らないでくれよ、言い方が悪かったのは謝るさ。・・・本当にアンタみたいな人と出会えるのは奇跡といってもいい程だからな。」
貴方「・・・」
アレックス「アンタたちが中学時代、どれだけ活躍してたか辰也から話は聞いている。中学No.1のPGとPFで『最強コンビ』っていう異名までも付いてる。それでもアンタの今の様子を見る限り・・・壁にぶつかっている。」
貴方「!」
アレックス「"仲間と作り上げてきたスタイル"・・・・・・それがアンタの成長を邪魔しているんだよ。」
1275人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「黒子のバスケ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
nssk(プロフ) - 待ってましたー!!!!!!✧*。٩(ˊᗜˋ*)و✧*。 (2022年9月9日 18時) (レス) @page29 id: f1d6119958 (このIDを非表示/違反報告)
伊万里 - はじめまして、黒バスにハマって読んでみてよかったです!私の中で最高でした。 (2022年7月25日 16時) (レス) @page26 id: 34cb1a8404 (このIDを非表示/違反報告)
maichametamtam(プロフ) - 最新の再開は検討していますか?最新が出来たらして欲しいです!お願いします! (2022年7月20日 23時) (レス) id: dd065062e2 (このIDを非表示/違反報告)
runa(プロフ) - だおさん本当にお久しぶりです!イラストも見ることが出来てめっちゃ嬉しいです!10年は余裕で待てますのでだおさんのペースで更新待ってます♡ (2022年1月14日 3時) (レス) @page26 id: d48379a1c1 (このIDを非表示/違反報告)
日向(プロフ) - お久しぶりです、お帰りなさい!またお時間がある時にでも更新してくださればとても嬉しく思います。応援しています……! (2022年1月9日 20時) (レス) @page26 id: 0ceab624dc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:だお | 作成日時:2019年2月1日 20時