アメリカ物語22 ページ24
−−−虹村side−−−
氷室「そうだ!せっかくだしバスケしよう!」
アレックス「お!いいな!修造のプレイも見てみたいし、お手並み拝見ってとこだな!」
虹村「えっ!?いや俺結構ブランクあるし・・・」
アレックス「何言ってるんだ、中学時代日本で大きな噂になってたじゃないか!そう・・・確か『最強コンビ』だったかな?」
虹村「!・・・何でそれを・・・」
氷室「俺がアレックスに教えた。元々俺も日本生まれだったし、日本のバスケが気になってたんだ。それで調べてたら君たちの活躍が目に入ってね。中学No.1PFとNo.1PGの修とAのプレイがずば抜けて凄かった。」
虹村「まあ・・・それは過去の戦績だし、今の俺はそん時より鈍ってるよ。」
アレックス「そんなこと言わずに!それでも修造はバスケが好きだろ?好きっていう気持ちがあれば、それだけで十分さ!」
虹村「!」
バスケが・・・好きな気持ち。
その瞬間、心に溜まっていたドロドロしたようなものが少しだけなくなった気がした。俺は俺の意思で親父のことを優先し表舞台から降りたが、心のどこかではまだあの緊迫感のあるコートにいたいという気持ちはあったんだ。仲間と・・・Aと一緒にこれからも上を目指したかったって気持ちもある。その裏腹に忘れかけていた。
俺は・・・好きでバスケをやっていたことを。
小さい頃、Aに誘われて始めたバスケは楽しくて時間を忘れるほど熱中してしまうものだった。最初はそれだけで十分楽しかったものの・・・
そう・・・
俺がAを見て胸を痛めたのは、
Aと一緒に同じ舞台に二度と立てないこと・・・
それと・・・
無意識に感じていたんだ・・・
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"勝利への飢え"を。
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nssk(プロフ) - 待ってましたー!!!!!!✧*。٩(ˊᗜˋ*)و✧*。 (2022年9月9日 18時) (レス) @page29 id: f1d6119958 (このIDを非表示/違反報告)
伊万里 - はじめまして、黒バスにハマって読んでみてよかったです!私の中で最高でした。 (2022年7月25日 16時) (レス) @page26 id: 34cb1a8404 (このIDを非表示/違反報告)
maichametamtam(プロフ) - 最新の再開は検討していますか?最新が出来たらして欲しいです!お願いします! (2022年7月20日 23時) (レス) id: dd065062e2 (このIDを非表示/違反報告)
runa(プロフ) - だおさん本当にお久しぶりです!イラストも見ることが出来てめっちゃ嬉しいです!10年は余裕で待てますのでだおさんのペースで更新待ってます♡ (2022年1月14日 3時) (レス) @page26 id: d48379a1c1 (このIDを非表示/違反報告)
日向(プロフ) - お久しぶりです、お帰りなさい!またお時間がある時にでも更新してくださればとても嬉しく思います。応援しています……! (2022年1月9日 20時) (レス) @page26 id: 0ceab624dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:だお | 作成日時:2019年2月1日 20時