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怖いね※ ページ17

あの、前に話した女の子、ポートマフィアの金を持ち逃げしようとして粛清されたらしい。怖いよな。


「大方、大金に目が、眩んだのっ、だろう。組織に楯突こうとする、からだ」

「……大丈夫?」

「大事ない…ッ」


「いや大事ありまくりだって!」


なぜなら本来はそれ用途に使う器官じゃないところを無理やり開通してるから! 俺は仰向けにされたまま、内臓を圧迫される感覚に顔面を蒼白させる芥川を見上げた。


「う、グ」

「下は辛いって言ったじゃん……」


体勢的には芥川が上なんだけど。苦しそうに息を吐いていた芥川は、突如自分の口を手で覆って首を振った。


「え? どうしたの?」

「……吐く」


まって。



□□□



何とか布団は汚さずにすんだ。シャワーを浴びて寝室に戻ると、珍しくわかりやすく沈んだ様子の芥川がいた。


「……急きすぎた。すまん」

「まあ無理は禁物ってことで」

「次は段階を踏んで挑む」

「諦めてはないんだね」


芥川は枕元の端末を起動し、何やら操作し始めた。何となく放置された気分になったので、横にぺたりとくっついて画面をのぞき込む。……何というか拡張のための、如何わしい玩具が並んでいた。


「うわ……エグい……え、本当にこんなの買うの芥川。ぎゃっ、色が毒々しい」

「黙ってろ」


視界が暗くなった。多分、芥川が異能で着ているスウェットの形を変え、目隠しにしたのだろう。決して痛くはないがぴったりと張り付いて剥がれないようになっている。


──芥川の提案で、俺達が恋人同士になったのはつい最近のことだ。付き合い始めたとはいっても、関係はそんなに変わらないだろう、と思っていた矢先に致すことになった。正直あっという間にベッドに組み敷かれていたので何が起こったのかよくわからなかった。

ただ、芥川が「恋仲に在るのならこうすべきだ」と言うから、そうなのかぁ、と感じた程度だ。てっきり体格的に俺が下だと思っていたけど、芥川が突っ込まれる役をやりたいらしかった。苦しいばっかりで良いことない役回りなのに。


そんなことをつらつらと考えていたら、いつの間にか寝てしまった。硬い腿とは裏腹に、ふわふわと柔く頭を撫でる手の感触に余計に眠気を促進されたせいもあるだろう。

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こめ(元団子)(プロフ) - ドロシーさん» 嬉しいです! ありがとうございます! (2019年10月16日 0時) (レス) id: a3e8a2be57 (このIDを非表示/違反報告)
ドロシー(プロフ) - 好きです。(真顔)普通に自分の好きな小説のタイプにドストライクすぎて怖いくらい好きです。もうもっとヤってもらって大丈夫っす(鼻血)これからも応援してます!更新頑張ってください! (2019年8月9日 0時) (レス) id: 1a3258aeeb (このIDを非表示/違反報告)
こめ(元団子)(プロフ) - 鯖野郎さん» ありがとうございます どんどんヤります (2019年5月25日 23時) (レス) id: a3e8a2be57 (このIDを非表示/違反報告)
こめ(元団子)(プロフ) - ろもざんさん» 文面にセンスがありすぎて笑ってしまいました。更新はややゆっくりですがこの先もよろしくお願いします! (2019年5月25日 23時) (レス) id: a3e8a2be57 (このIDを非表示/違反報告)
鯖野郎 - いいぞ もっとヤれ(真顔) (2019年5月8日 21時) (レス) id: df533e69bf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こめ | 作成日時:2019年1月14日 14時

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