男勝りな毒舌少女は彼の妹 !? 1

偽りの依頼 ページ45

ナルト「…！！」

『サスケ、今はナルトを煽るな

コイツ等の爪に毒が塗ってあった

ナルトが動けば動くほど毒は全身に回るぞ』

ナルト「…！」

カカシ「その通り

喧嘩は後だ

ナルト、お前は早く毒抜きする必要がある

傷口を開いて毒血を抜かなくちゃならない」

ナルト「……」

にしても、この任務は明らかにCランクじゃない

カカシの奴もCランクで忍者対決なんて無いと言っていた

本来ならBランク以上の任務と見て間違いなさそうだ

カカシ「タズナさん」

タズナ「な、何じゃ…！」

カカシ「ちょっとお話があります」

＿＿ ＿


カカシ「コイツ等、霧隠れの中忍ってとこか…

コイツ等は如何なる犠牲を払っても戦い続けることで知られる忍だ」

忍「…何故、我々の動きを見切れた」

カカシ「数日、雨も降っていない今日みたいな晴れの日に水溜まりなんてないでしょ」

タズナ「アンタ、それ知ってて何でガキにやらせた？」

カカシ「私がその気になればコイツ等くらい瞬殺出来ます

…が、私には知る必要があったのですよ

この敵のターゲットが誰であるのかを」

タズナ「どう言うことだ？」

カカシ「つまり、狙われているのは貴方なのか

それとも我々忍の内の誰なのか、と言うことです

我々は貴方が“忍に狙われている”なんて話は聞いていない

依頼内容はギャングや盗賊など、ただの武装集団からの護衛だったはず

これだとBランク以上の任務だ

依頼は橋を作るまでの支援護衛という名目だったはずです」

タズナ「………」

カカシ「敵が忍者であるならば、迷わず高額なBランク任務に設定されていたはず

何か訳有りみたいですが、依頼で嘘を吐かれると困ります

これだと我々の任務外って事になりますね」

サクラ「この任務、まだ私達には早いわ

やめましょ！

ナルトの傷口を開いて毒血を抜くにも麻酔がいるし、里に帰って医者に見せないと…」

『俺もサクラに同意だ』

カカシ「んー、こりゃ荷が重いな！

ナルトの治療ついでに里へ戻るか」

ナルトの決意→←敵襲

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