男勝りな毒舌少女は彼の妹 !? 1

鈴を取るには ページ34

サクラ「……なんだ…

忍術じゃないのか…

…なにが奥義よ

…ただの物凄いカンチョウじゃない」

サスケ「……ウスラトンカチが二人…

ﾌﾝ!」


『……やはり天才的な馬鹿だな』


さて、俺もそろそろ動かないとな



でもどうする？


下忍と上忍じゃ実力の差があり過ぎる

俺一人でカカシから鈴は奪えない

だが、それは他の奴等も同じ事……




……ん？

＿＿＿＿＿＿＿

カカシ「卒業生27名中、下忍として認められる者はわずか9名」
＿＿＿＿＿＿＿


『……なるほど、そう言う事か』

つまり、俺達が一人一人カカシを殺す気で挑んでも鈴は取れない

……ナルトが良い例えだ


だけど、全員でカカシに掛かれば誰かが鈴を取れる可能性は一気に増える……！


鈴が3つしかないのは仲間割れを起こそうと仕掛けたカカシの罠！


下忍として認められる者が9名、27名が3人1組というチームだから一致団結しろと言うカカシからのヒントだったのか

ー訳ー

27÷3＝9

卒業生÷三人一組＝合格者


冷静に考えてみれば分かった事だ


“忍者アカデミーに戻される”この精神を追い詰められる状況で周りの仲間に目が届かないようにしていた


しかも、ナルトとサスケが“協力する”なんて単語を知っている筈がない


だったら、まずはナルトに声を掛けるか

ナルトは今どこに……





ナルト「へへ…忍者ってのは後ろ取られちゃ駄目なんだろ…

カカシ先生ってばよ！！」


『なんだあの数の影分身は……！』


分身じゃなくて影分身だと！？



しかも、あれだけ影分身を出せば卒業試験で合格できるはすだ


ナルト「影分身の術で一人だけ川下からこっそり上がって裏手に回り込んどいたんだってばよ！

さっきケツやられた分せっかくだからここで一発…」



サクラ「(ナルト！


結構やるじゃない！！)」

サスケ「(コイツ……)


陽動作戦ってヤツか……」


ナルト「殴らせて貰うってばよ！！」



……あれは、変わり身の術か


ナルト「！！？

(あれ！？)」

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