男勝りな毒舌少女は彼の妹 !? 1

遅刻魔野郎 ページ31

ナルト「はっ！

どんな任務でありますか！？

(任務だ！任務だ！)」

カカシ「まずはこの四人だけであることをやる」

ナルト「何？何？」

カカシ「サバイバル演習だ」

ナルト「サバイバル演習？」

サスケ「……」

『……？』

サクラ「何で任務で演習やんのよ？

演習なら忍者学校で散々やったわよ！」

カカシ「相手は俺だが、ただの演習じゃない」

ナルト「じゃあさ！じゃあさ！

どんな演習なの？」

カカシ「……ククク…」


『……何が可笑(おか)しい？』

サクラ「そうよ！

何が可笑(おか)しいのよ先生！？」


カカシ「いや…ま！

ただな……俺がこれ言ったらお前ら絶対引くから」

ナルト「引くゥ……？

は？」

カカシ「卒業生27名中、下忍として認められる者はわずか9名

残り18名は再びアカデミーへ戻される


この演習は脱落率66％以上の超難関テストだ！」


……これは、大変そうだな

左を見ても全員顔が引き攣っている


カカシ「ハハハ、ホラ引いた」

「「……」」

ナルト「ンなバカな！！

あれだけ苦労して……

じゃ、なんの為の卒業試験なんだってばよ！」

……？

"あれだけ苦労して"？


やはりナルトの奴、何かあったんだな……


カカシ「あ、あれか……

下忍になる可能性のある物を選抜するだけ」

ナルト「ぬ〜なァにィ〜…」


カカシ「とにかく明日は演習場でお前らの合否を判断する。忍び道具、一式持って来い

それと、朝飯は抜いて来い……

吐くぞ！」

……吐く程キツいのか？

落ちたら終わりだな……


カカシ「詳しい事はプリントに書いといたから、明日遅れて来ないよーに」

サクラ「吐くって！？

そんなにキツいの！？」


だが、コイツの場合もしかするとまた遅れて来るかもしれないし……

軽く朝飯は食べて行くか

サクラ「(……けど、この試験に落ちたらサスケ君とA君、二人と離ればなれになっちゃう……

これは愛の試験だわ！！)」

サスケ「……」

ナルト「ムム〜」


これは帰ってから傀儡の仕込みを少し増やすか……


脱落率66％の演習……

気は抜けないな


ー翌日

朝飯は卵巻きと味噌汁を食べた

本当に吐くかもしれないからな……


『またアイツが遅刻して来ないといいが……』




俺の予感は見事に的中した

カカシの野郎だけまだ来ていない

アイツ、自分の言った事をちゃんと覚えているのか？

なにが……

＿＿＿＿＿＿＿

カカシ「明日遅れて来ないよーに」
＿＿＿＿＿＿＿

…だ

もう時期昼だぞ

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