絶望トロピカル�� ページ5
狛「ところで日向くんの才能はなんなの？」
日「俺か？俺は・・・」
言いかけたところで頭の中が白くなった
日「あれ・・・？」
貴「どうしたの？」
日「なんか・・・思い出せないんだ・・・。まだ記憶があいまいなのか・・・？」
狛「そうなの？・・・まあそのうち思い出すんじゃないかな？」
日「うーん・・・そうかもしれないな」
貴「・・・」
俺は必死に思いだそうとしたが、やむを得ず狛枝の言うとおりにした
貴「さ、早く皆にあいさつして回ろう。日向くんのこと、まだみんなあまり知らないでしょ？」
日「それもそうだな、急ごう」
俺たちは他の生徒がいるところを次々と回って行った
便利なことに、ウサミにもらった生徒手帳がタブレット端末の様なもので、生徒の現在位置が確認できてとても役に立ったのがなぜか複雑な気持ちになったが。
そして全ての生徒に話しかけた後だった
ウ「テンテロテーン！おめでとうございまちゅ！」
日「うわっ！」
俺たちの目の前にウサミが出てきた
神出鬼没で、俺を寿命を縮ませる気かと怒鳴りたくなる
ウ「生徒全員の希望のカケラを１つずつあつめまちたね！この調子で、ミナサンの希望のカケラをぜーんぶ集めれたら、修学旅行は終わりでちゅ！絆を深めてミナサン仲良くなっていってくだちゃいね！らーぶらーぶ！」
希望のカケラ・・・？
狛「生徒手帳の通信簿にある、みんなのプロフィールを見てごらんよ。日向くん」
狛枝の言われたとおりに、俺は手帳の電源を入れて、通信簿を開いた
日「この・・・水色の奴か？」
ウ「そうでちゅ。それを全部集めるんでちゅよ」
貴「で？絆を深めるってことはさ、なんか催し物でもしてくれたりするの？」
ウ「あっ、そうなんでちゅ！て言うことで、」
ウサミはマジカルステッキを振り、消えた
(ピンポンパンポーン・・・)
ウ『ミナサーン！お知らせでちゅ！今すぐ島の砂浜まであつまってくだちゃーい！』
ウサミがいなくなった途端、島のモニター全てにその放送がされた
貴「・・・だってよ。２人とも、いこっか」
日「ああ、そうだな」
狛「うん、急ごうか」
俺たちのいるホテルにはもう誰もおらず、焦りを感じて３人は急いで砂浜に向かった
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作者名：零子＠朱雀さんとコラボ！ | 作者ホームページ：なし
作成日時：2015年1月14日 0時
