【stpr】こんなダメ人間に恋したとか本気ですか？

ダメ人間29 ページ31

な「と、まぁそういう訳で、すとぷりで活動してます。ななもり。です」

さ「さとみでーす」

ジ「ジェルでっす」

こ「ころんです」

莉「莉犬です！」

る「るぅとですっ」

『孤月です？？』

な「いやぁ、まさか気付いてなかったとはね〜」

さ「毎日声聞いてるしバレてるかなー、と思ってたけど鈍かったなぁ」

こ「確かに。それより孤月さん目死んでるけどいいの？」

る「あ、本当ですね」

莉「おーい？」

ジ「全然返事せぇへんけど」

私の周りでわいわいと話し始める皆

一見天国のような光景だろう

だがしかぁしっ！！

私としては切実に助けてほしい

今まで顔面偏差値高いなー、位にしか認識してなかった人たちが実は凄い有名な人と知った時のこの虚無感

びっくりとかそんなの通り越しての虚無感

そしてそんな凄い人たちに囲われているという、言葉では到底表せない恐怖感

一秒でも早く逃げ出したい

だってこんな素晴らしき空間にミジンコがいるんだよ？

顔面偏差値高い集団の中にいるだけで睨まれるのに本当は有名人な彼らと今後一緒に働くんだよ？

ほら、殺される気しかしないじゃん

つっこんでもつっこんでも足りないほどのカオス

これを何とかする手はないのか

そう考えていた時だった

ﾐｰﾝﾐﾝﾐﾝﾐﾝﾐﾝﾐﾝ

ポッケに入れといた携帯がコール音を鳴らして震え出したのだ

よっしゃ、これ口実に逃げれんじゃん

心の中でガッツポーズをして席を立った

『すいません、電話かかってきたので失礼します』

が、

な「電話ならここでした方が良いんじゃない？ここ防音だし」

そう七森さんが引き止め他の皆にも引き止められ席を立つことは許されなかった

なんで防音部屋とか作ったの・・・

切実にそう思いながらも電話にでる

『はい、孤月ですが』

電話に出て応答を待っているとすぐさま返事がきた

「あ、A？今月中に二十万くらい振り込んどいて。んじゃ」

ﾌﾞﾂｯ

そう一言発して一方的に切られた通話

その声の主は先月離縁した母親のものだった

こ「んぁ？もう電話終わったの？」

『・・・』

る「孤月さん？聞いてますか？」

『・・・な』

さ「A・・・？」

黙りきった私を心配してさとみくんが顔を覗き込んできた

ばっ、と顔を上げて叫ぶ

『ふざけんなクソババぁぁぁっ！！』

ジ「うぉ、ビビったぁ」

『ビビったぁ、っていってんのに真顔なの草』

莉「うん、情緒不安定すぎない？？」


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多分次回は夢主ブチ切れ回です

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