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丸くて真ん中が空いてて甘くてほら、アレだよ ページ16

帝王タクシーに乗って、杜王駅まで行く。

車窓から見える杜王町の景色。

「お嬢さん、何処へ行くんですか?」

『…杜王駅までよろしくお願いします。』

通学路にはぶどうヶ丘高校の制服を着た生徒もちらほら見えた。

その中には眠たそうな康一君の姿もある。

"仗助ファンクラブ"の女子たちも群れになって何か喋っている。

そしてずっと外の景色を見ていると、あっという間に杜王駅に着いた。



杜王駅は通勤ラッシュで人がいっぱいだ。

そして国見峠霊園行きバス乗り場を見つけた。

すると向こうからドーナツを口にくわえ、歩きながら本を読む女の子が歩いてきた。

同じ制服の子だ。どうやら同じ1年生っぽい。

『あ、あの、国見峠霊園行きバスって次何時か分かります?』

そういうと彼女は本から顔を上げる。

「あ…あと10分くらいですよ。
それを逃すと1時間くらい来ないから気をつけてくださいね。」

そういう彼女の通学バックの名札に"双葉 千帆"と書かれている。

聞いたこと無い名前だ。

『丁寧にありがとう…』

「いえ…」

千帆はそう言うとまた本に戻る。

本が好きなんだろう。


彼女が向こうへ消えると同時にバスが到着した。


整理券をとり、バスに乗る。


バスの乗客は少なく、国見峠霊園に着いた時には私以外の乗客がいなかった。

ここから10分…

目の前には、花々でぐるっと囲われた華やかな霊園が広がっている。

私は杜王町の地図を頼りに国見峠霊園を通り抜け、山の奥へと入っていく。

霊園の近くにぽつぽつと家々はあったものの、山の深い方へ行くと人が住んでいるか住んでいないのかよくわからないような家が多くなってくる。

歩くこと20分。

ずっと探しているのに見つからない…

迷っていると少し開けた場所に出た。

濃い霧で周りに何があるか確認できない。

仕方なく戻ろうと振り返ると、


目の前に大きな洋館があった。

ぶどうヶ丘3丁目→←空条 承太郎



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設定タグ:ジョジョ , ジョジョの奇妙な冒険 , 四部   
作品ジャンル:アニメ
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-ポン酢→(プロフ) - あんころもちさん» ありがとうございます!とっても励みになりますー!!これからもよろしくお願いします〜!! (2018年5月8日 18時) (レス) id: 21daf65d6d (このIDを非表示/違反報告)
あんころもち - 続編おめでとうございます!これからも更新頑張ってください! (2018年5月7日 7時) (レス) id: beb861d356 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ポン酢 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年5月1日 22時

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