sun mart ページ11
夕方ごろに康一くんたちが来たそうだが、その時は眠っていて出会うことは無かった。
それより夕食がとっても素朴で健康を1番に考えた内容だったからか、食べた気がしない。
夜中はお腹が空いて、ろくに寝むれなかった。
病院に付属しているコンビニも今は閉店している。
私はこっそり病院を抜け出して、近くのsun mart に行くことにした。
お金は、少しだけならある。
スタンドで壁を溶かせば、誰にも見つからずに一階まで余裕で行けてしまう。
夜中のsun martは客といえば若い不良や、残業終わりのサラリーマンなどしか居なかった。
私はおにぎりを数個掴み、レジへ持っていく。
そして買ったおにぎりをコンビニの外で食べた。
そこに見慣れた人が通りかかる。
ーー岸部露伴だ。
「！？
こんな夜中にこんなとこで会うとは奇遇だな…」
ヤバ、露伴先生に見つかった…
『あ、露伴センセ…
えーと、この事…病院とかにチクらないで下さいよ？』
「いやそんなことはしないが…なぜ君はこんなところにいるんだい？」
いや、じゃあなぜ人気漫画家である貴方がこんなとこに夜中にいるんだと聞きたいところだがやめておいた。
『や…そのお腹空いちゃって…』
「ああ、確かに病院の飯は素朴で足りないよな…あ、僕は漫画をコピーしようと思って来たんだ。」
そう言う露伴先生の片手には新作と思われる漫画の原稿がのぞいている。
『そうなんですか…私、夜食でも買いに来たのかと…ほら、漫画家さんって漫画にずっとうちこんでるイメージじゃないですかぁ…』
露伴が肘を着いた。
「まあね、でも僕は10時以降は食べ物は食べないと決めているから、夜食はしないタイプなんだ。」
『ああ…そうなんですね…』
話が続かなくて辛い…
けれど、相手から話題を振ってくれた。
「そうだ、君に聞きたいことが、あるんだ。
ちょっと待っていてくれないか？」
聞きたいこと…？
何かあったかな…？
『ああ…別に良いですけど…』
露伴は私がそう言うと、店内に入りコピーを済ませてきた。
「すまない。そうだな…近くに公園がある。そこで話そう。」
ということで、私と露伴は公園へ向かった。
そしてベンチに腰を下ろす。
「聞きたいことは、山ほどあるんだが…
そうだな、一つは君の人生についてだ。
君についてなかなか興味深い…聞いてもいいかい？」
じ、人生…！？
別に私の人生なんて漫画のネタにでもなるのか？
『人生…ですか…？まあ、良いですけど。』
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-ポン酢→(プロフ) - あんころもちさん» ありがとうございます！とっても励みになりますー！！これからもよろしくお願いします〜！！ (2018年5月8日 18時) (
レス) id: 21daf65d6d (このIDを非表示/違反報告)
あんころもち - 続編おめでとうございます！これからも更新頑張ってください！ (2018年5月7日 7時) (レス) id: beb861d356 (このIDを非表示/違反報告)
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