レインボー ページ26
靴下をギュっとのばす。
冷たい空気が乾燥した肌に触れた。
今日は退院後初めての学校だ。
約一ヶ月学校に行ってなかったからか、結構眠い。
「ヤベェ！今月金ねぇ〜！」
仗助が財布の中身を整理しながら言う。
「そうだ、お袋が入院費でいっぱいだから今月のお小遣いねぇんだったぜェ〜！」
仗助ははぁ…と息を吐く。
「ドンマイだぜ、仗助ェ〜なんかバイトでもすればいいんじゃねぇのか〜？」
億泰がレインボーのアイスを舐めながら言う。
「このナリで採用してくれるバイトなんてあるかよ。っていうかお前、冬なのにアイス食ってんのかよ！？」
「え、別にいいじゃねぇか〜自分への退院祝いだっつーの！」
『…どうでもいいけどキムチ食べたい。』
「キムチィ？…俺、辛くて食えねぇぜ…！」
「お前は甘党だもんなぁ〜！ってかいいよなぁ〜皆 金があってさァ〜」
仗助が近くの石ころを蹴る。
その石ころは道路へ転がり、
車にバシッとぶつかり砕けた。
「あっ、ヤベ…車に傷できてねぇといいけど…」
一部始終を見ていた私は、コンビニで買ったブリトーを口にくわえる。
朝ごはんをちゃんと食べてなかったのだ。
『しょうがない、可哀想な仗助君にこれあげる。』
バックから取り出したのは、パンダパン。
近くのサンジェルメンで売っている、子供に大人気のパンだ。
パンだけに。
「ちょ、なんだよコレ〜！ガキじゃあねぇんだからよォ…」
といいながらも、袋を開けて食べる。
「割れながら意外と美味いぜェ〜〜サンキュー！」
『ウフフッ、どういたしまして〜』
アハハ、と3人が笑う。
バスが来るまであと5分くらいある。暇だ…
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-ポン酢→(プロフ) - あんころもちさん» ありがとうございます！とっても励みになりますー！！これからもよろしくお願いします〜！！ (2018年5月8日 18時) (
レス) id: 21daf65d6d (このIDを非表示/違反報告)
あんころもち - 続編おめでとうございます！これからも更新頑張ってください！ (2018年5月7日 7時) (レス) id: beb861d356 (このIDを非表示/違反報告)
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