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2冊目『幸せの本』 ページ2

______


___ある…家で起きた事だった。



始まりは、ただの口喧嘩だった…






…ある市場で、元気な女の子が買い物に来ていた






笑顔が可愛い普通の女の子だった



..、買い物が終わり家に帰った女の子が、真っ先に向かったのは…母親のもとだ



、女の子は買い物を一人でするのは初めてだったらしい。


母親に一人でお使いが出来たと甘えているみたいだ




……この一家は、俗に言うお金持ちだった。








今思えば、この時からおかしかった



ある日女の子が学校から帰り家に入ると、親が口喧嘩をしていた。



リビングに女の子が入ると、親は口喧嘩を辞め、笑顔で女の子を迎えた



女の子はおかしく思いながらも、笑顔でただいまと言った






そしてまた次の日も学校から帰ると口喧嘩をしていた。



次の日も、また次の日も…




しかし、ある日から口喧嘩が止んだ




……女の子が夜中に起きると、父親が誰かと電話していた。








………人間は、一番残酷な生き物だ





…女の子が、学校から帰り家に入った。




、父親が誰かから金を貰っている




母親がこちらに気づき、その誰かが女の子の方に行った。




……そう。女の子は売られたのだ。





女の子は10歳。




…その幼さで、初めて世界の不条理を知った。






さぁさぁ…売られた後はもう簡単。





後は…分かるよね。





女の子が15歳になってもうほとんど抵抗も見せなくなったよね




女の子は色んな所に売り回されてる



暴力を受ける事もあった。


勿論…女としてのものも…奪われた




生きる希望は既に無くなっている



…そう思っても不思議ではない。




女の子が18歳になった途端に、売れなくなったので捨てられた




……随分酷いよね。散々遊んでおいてさ…






女の子のあの可愛らしい笑顔ももう見れない



だって、もう絶望してるから




もう、息も途絶え途絶え……




でも……女の子の願いは叶ったね。



『幸せになりたい』




女の子は…死ぬ、この瞬間が一番……幸せだった

3冊目『夢の花畑』→←1冊目『みんな仲良し』



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作者名:フランドール | 作成日時:2019年1月6日 16時

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