【◇】青道のマネしてます

#47 ページ47

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時が流れるのも早いもので。

あっという間に練習が終わり、ご飯も食べ終え、いつの間にか青道グラウンドに各校の何人かが集まっていた。

もちろん私たちも強制参加。


『純〜！なんで…なんで私を殺してくれなかったのぉ〜！』

「知るかァァ！紛らわしい言い方してんじゃねぇよ！」


スパコーン！と鋭いツッコミが頭に降る。


「Aさーん、今からくじ引きますよー」


御幸が言った。

……くじ？なんの？


「なんのくじか分かってませんね。この肝試し、ペアで行くんですよ」

『純んんん！！！』

「まじで殺すぞぶたぁ！！」


ペアとかありえない。

こんなむさむさ男の中で女子となる確率なんてほとんどないじゃん。

嫌だ嫌だ嫌だ

どうかノリか樹くんか雷市くんでお願いします。


「じゃ、まず青道から」


みんな次々とくじを引いていき、私は余ったモノを引いた。

残り物には福があるとか言うじゃん？

なかったらどうしてくれようか神様よ。


「俺3番ー」
「ラッキーセブン！！」
「ちょっとこれ6か9か分かんねえんだけど！！」


こんな声が飛び交う中、私の番号は2番だった。

御幸の背番号か…いいことなさそう……


「A、何番だった？」


亮介がにやにやしながら私に聞いてきた。

そのにやにやの意味がわからず首をかしげる。


『2番だけど』

「なんだ。面白くないの」

『亮介は？』

「俺はお化け役」

『はい！くじ引き直した方がいいと思います！！』

「おいコラぶた」


お化け役とかあんの！？

なにそれ絶対亮介には向いてないって！


なんて思ってるうちに稲実も薬師もみんな引き終わったみたいで。

私は色んな人に聞きまわった。

ちなみに私の好物3人組は違いました。



『成宮くん、何番？』

「ふっふっ、さすが俺！1番！」

『よっしゃぁ！』

「どう言う意味！！」



『神谷くん、何番？』

「ふっ…そんなに俺となりたいか？俺は8だ」

『あ、おっけ』

「抱かせて」

『なぜ！！？』



『…さ、真田くん、は…？』

「んーと、あ、1っすね」

『あ、成宮くんとだー、頑張ってぇー』

「木下さんとじゃなくてよかった」

『照れるなって』

「…」



『倉持、倉持』

「5っすね」

『えぇ、もう2番がいないんだけど』

「…あぁ、2番ならあいつっすよ」




倉持が指差した先には…




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『………なぜあのチョイス』
「さぁ」
『え、超嫌なんですけど』

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