【◇】青道のマネしてます

#14 ページ14

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『クイズ？』

「はい。Aさんの心がどんな色かを確かめるクイズです」


はるっちがそんなことを言い始めた。

なんだそれ、とか思いながらもやってみることに。


「日本人の約半数の人が持っていて、人によって大きさや太さが違ってくる棒ってなんだ？○んこの○に当てはまる言葉を答えなさい」

『……え、いや…』

「なんだと思いますか？」


それはまさかのあの棒でしょうか…

男子特有の元気なあの棒でしょうか…


「顔赤いですよ？」

『赤くない！』

「はい答えはハンコです」

『は、ハンコ！？』


……あぁ、確かに。


「大人が密着してする行為で、出たら終わりともいえるものとはなんだ？」


もうなんだよソレ…

あれ以外に答えなんてないだろうがこの野郎…


『あぁ！もう心汚れてていいよ！アレでしょ！？夜の営みのアレ！』

「ぶぶー。答えは相撲です」


「男も女も大人になる前にすることで、"せ"から始まるものとはなんだ？」

『さっきと同じで！！』

「はい残念です。答えは成人式でした」


「蒸れたアソコに自分の体以外のものが入ってきます。初めての時は痛かったり怖かったりしますが慣れてくれば楽に出し入れできます。病気になるかもしれないので清潔に保っておきましょう」

『んなトリセツ言うなァァ！！』

「答えはコンタクトでした」

『紛らわしい説明するな！自分の体以外のものってなんだよぉ！』


いや合ってるよ！？合ってるんだけどね！

そういう答えしか頭に浮かばない自分が恥ずかしいんだよ！

机に手を置いて私も問題を考えた。

そしてピンポーン！といいひらめきが。


『じゃあ私からの問題！』

「え？」


机から立ち上がり、はるっちへと近づく。

そして肩に肘をかけながら軽くネクタイを解いた。


『男がなめられると思わずたってしまう所とはどーこだ？』


そういうとみるみるうちにはるっちの顔が真っ赤になる。

言葉に詰まってるように見えるのが可愛い。


『どこだと思う？指差してごらんよ』

「それ、は……」

『分かんない？じゃあ言ってあげる。答えは"腹"。なめられると腹たつよね』


私が答えを言った瞬間はるっちは亮介似の黒い笑みを見せてきた。



「そうですよね、腹立ちますよね。まぁ僕の場合は中指もたってしまうんですけど」


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『は、は、はるっちが…私に中指を…』
「自業自得です」
『はるっちぃぃい！！』
「(上目遣いが可愛かったなんて言えっこない…)」

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