〇温まる ページ14
ｶﾁｬ…
『 ！ 』
誰かが更衣室から出てきた。
カクさん……かな？
濡れていないシャワー達の前を歩いている音がハッキリと聞こえる。
『…』
一応、警戒はしておく。
すると何故か私の隣の個室に入って行った。
ｷｭｯ…ｼﾞｬｧｱ…
「…はぁ」
『…』
お疲れ様です、と心の中で呟いた。
「あ、そうじゃ」
「A、着替えはワシが昔使ってたつなぎをカゴに入れて置いたからの」
『……有難いです』
「うむ、多分サイズは合わないだろうがないよりかはマシじゃろ」
『ほんとに有難いです…』
その後は静かだった。
シャワーの音だけが響いた。
どれくらい経ったのかは分からないが十分温まったし、シャワーを止めてタオルを巻いて個室を出る。
勿論、カクさんの方は見ないように一生懸命、斜め下を向きながら通り過ぎた。
更衣室に入って、カゴの中からポーチを取り出して下着を出す。
身体を拭いて、下着を履く。
上はブラがない。
ぶっちゃけ、胸ないからなくても生きていける。
いっか。
再びカゴに目を向けると先程、いなかった物があった。
『これか…』
白いつなぎ
広げてみると、うん。
デカい。
カクさんが出てくる前にサッサと着るか。
私はつなぎを着て、更衣室を出る。
畳んだタオルと服とポーチをもって元の場所に戻っていく。
『温まりました。』
腰掛けているパウリーを見つけた。
「おう、」
とヒラヒラと手を上げられた。
どこかに行くのか部屋を出て行った。
私はリュックのそばに行って、ポーチを仕舞う。
そして、空っぽになったリュックに濡れた服も入れた。
タオルを返そうと思っていたら、ルッチが私の教科書を閉じてこちらに顔を向ける。
「それはカクのつなぎかっポー」
『そうです、持ってきてくれました』
「ブカブカだっポー」
『あはは………』
「しかも、まだ髪が濡れているっポー」
『あ、』
急いでたから髪拭くの忘れてた。
畳んだタオルを広げようとしたその時、視界が真っ白になった。
『 え、何何？！あ、え？！ うわぁっ？！ 』
頭に乗ったものを確認しようと片手で確認しようとした瞬間、体が浮いた。
浮いたと言うより抱えられた。
''温まってみた''
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アルっさん(プロフ) - 記念すべき100票目！しっかり満点で入れらせていただきました！続編の更新も頑張ってください(*´-`) (2019年10月10日 16時) (
レス) id: 16d5fcc0d9 (このIDを非表示/違反報告)
〇:『Hello,Girl』のURLです。リクエストはこちらに掲載 - http://uranai.nosv.org/u.php/novel/triall/ (2018年12月28日 21時) (レス) id: ccc2f83f1e (このIDを非表示/違反報告)
〇 - 午後のミル貝さん» ありがとうございます！良かったぁあ…面白いと言っていただけで嬉しいです！(´；ω；`)出来る限りで頑張ります！コメントありがとうございました！ (2018年12月28日 21時) (レス) id: ccc2f83f1e (このIDを非表示/違反報告)
午後のミル貝(プロフ) - とても話が面白くて読んでいて楽しいです！更新待っています (2018年12月28日 1時) (レス) id: 4f38584cb5 (このIDを非表示/違反報告)
〇 - 小桜藍さん» おまたせしましたぁ！★："代金"ですのでどうぞ！全話あげました！ (2018年11月28日 20時) (レス) id: ccc2f83f1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Marubox | 作成日時：2018年10月27日 22時
