ボーダー隊員の恋愛事情 3 ページ38
米屋「なんすかその情報!めっちゃ気になるんですけど!鋼さん教えて下さいよ!」
出水「お…オレも聞きたいです!」
二人とも興味津々で前のめりになって聞いてきた。
朔咲「てかさ、なんでそんなことになったのかいきさつ教えてよ」
確かに。恋愛とか興味なさそうな鋼にそんなことがあったなんて初耳だ。
オレも是非聞いてみたい。
村上「そんな大した話じゃないぞ」
朔咲「いいからいいから。勿体ぶらずに話そうぜ!」
村上「ええと…第二次大規模侵攻のときにB級隊員は全員合流命令が出ていたんだが、オレたち…鈴鳴第一は新型に道を阻まれていて、集合地点に向かう途中で足止めを食らっていたんだ。」
「それでオレがおとりになって来馬先輩と太一を先に向かわせたんだけど、新型の数がだんだんと増えてきて苦戦していたときに他の新型に襲われていたAを見つけた」
「しばらくAと二人で相手をしていたんだが、突然Aの様子がおかしくなってな…それで。」
朔咲「ほう…ん?それで?」
村上「? それだけだが?」
出水「あの…もしかして鋼さん。Aに対して恋愛感情とかは…」
もしやという顔で出水がおそるおそる尋ねた。
村上「恋愛感情…?? かわいい後輩としては好きだぞ。昔飼ってた犬にそっくりだ」
……。
朔咲「なんだよ〜!違うのかよ〜。まあ、鋼に期待した私がバカだったわ…」
暦はがっくりと肩を落として、水の無くなったグラスうを傾けて氷をバリバリ頬張った。
コイツ本当に女子高生なのか…中身だけくりぬかれて男なんじゃないのか。
もしやさっきがぶ飲みしたコーラで酔ったんじゃないだろうな。
村上「それはどういう意味だ…」
朔咲「Aちゃんって高一なんでしょ?恋愛とか未経験みたいだし、そういうのには鈍感だろうな〜。そんな純粋なところがいいよね〜よねやんとかどうよ?Aちゃん!」
米屋「Aっすか?戦ってんの見たことないっすけど、サシでやったら強そうっすよね!」
暦の質問の意味を理解していないようだ…というか今まで陽介は何を聞いていたんだ。
話の流れで分からないのか。
朔咲「いずみんどうよ?さっきなんか不自然に動揺していたけどさ〜」
それはオレも気になっていた。だが暦、その顔はやめとけ。
いやらしいことを考えているのがだだ洩れだぞ。
出水「え…オレっすか?」
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長田柚葉(プロフ) - わかりました、ありがとうございます (2016年12月30日 21時) (レス) id: 6f008b5b4d (このIDを非表示/違反報告)
蛙涼(プロフ) - 長田柚葉さん» すみません!5roundからはパソコンの方から作ったのでたどれなくなっています(汗)お手数ですが、「強くなりたい女の子の話」で検索していただければ全て表示されると思います! (2016年12月30日 16時) (レス) id: fd0da19d86 (このIDを非表示/違反報告)
長田柚葉(プロフ) - 1roundはどこですか?ここからだと5roundからしかみれないのですが? (2016年12月28日 22時) (レス) id: 6f008b5b4d (このIDを非表示/違反報告)
蛙涼と瑠璃玉(プロフ) - 桐一葉+星月夜さん» ありがとうございます!頑張ります!! (2016年12月2日 21時) (レス) id: 6360d609a9 (このIDを非表示/違反報告)
桐一葉+星月夜 - 名前変換は、(名前)と打つと出来ます!頑張ってください! (2016年12月2日 16時) (レス) id: 0908abf055 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蛙凉 x他1人 | 作成日時:2016年8月27日 10時