仕方がないことなんてない ページ32
天月第一作戦室___
日景「お疲れ様、Aちゃん凄いよ!2点も取ったよ〜!」
ナツさんがバンザイで喜びを表現して、立ち上がると抱きしめて頭をなでなでしてくれた。
そして解放されると、思わず自分の胸にあるものと見比べてしまった。
…ナツさんの…でかかった…
鶴来「今回はヘルプに行けなかった。すまん」
A「いえ、生駒さんを足止めしてくれて助かりました…あれ、また暦先輩はどこ行ったんですか?」
日景「緊急脱出室から出て来たら顔真っ青にして口押さえて出て行ったよ」
鶴来「多分今頃ゲロッてる。サイドエフェクトを使い過ぎたな」
お…お気の毒に。
生駒隊作戦室____
生駒「なんや、同点やったんか」
水上「イコさんしか点取れてないっす」
南沢「暦先輩こえぇ!!」
香取隊作戦室___
「…」
重苦しい空気が漂う…
それもそのはず、マスタークラスに入っているほど実力があるはずの香取が先日圧勝したAに完敗したからだ。プライドはズタズタになっているに違いない。
三浦「葉子ちゃん、元気出して…負けて悔しいのはわかるけど…。ほら、次勝ったらいいわけなんだし」
香取「アンタになにがわかるのよ…」
緊急脱出用のクッションの上でうつ伏せになっているため、どんな表情かもわからない。
染井「葉子、もっと自分に素直になったら?」
若村「華?」
香取「何が良いたいのよ…」
押し殺した声が帰ってきた。
染井「それは葉子自身が一番わかってるはず。天月のAちゃんに突っかかったことも、暴言を吐いてしまったことも」
しばらく静かだったが、突然泣き出してしまった。
香取「う…わぁぁぁぁぁぁ!!!そんなこと…わか……分かってるわよ!でもいざとなったらあんな言葉しか出て来ないんだもん!嫌われたって仕方ないじゃんかぁ!」
染井「ううん、仕方がないことなんかない。それは葉子の気持次第だと思う。葉子ならできるよ」
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長田柚葉(プロフ) - わかりました、ありがとうございます (2016年12月30日 21時) (レス) id: 6f008b5b4d (このIDを非表示/違反報告)
蛙涼(プロフ) - 長田柚葉さん» すみません!5roundからはパソコンの方から作ったのでたどれなくなっています(汗)お手数ですが、「強くなりたい女の子の話」で検索していただければ全て表示されると思います! (2016年12月30日 16時) (レス) id: fd0da19d86 (このIDを非表示/違反報告)
長田柚葉(プロフ) - 1roundはどこですか?ここからだと5roundからしかみれないのですが? (2016年12月28日 22時) (レス) id: 6f008b5b4d (このIDを非表示/違反報告)
蛙涼と瑠璃玉(プロフ) - 桐一葉+星月夜さん» ありがとうございます!頑張ります!! (2016年12月2日 21時) (レス) id: 6360d609a9 (このIDを非表示/違反報告)
桐一葉+星月夜 - 名前変換は、(名前)と打つと出来ます!頑張ってください! (2016年12月2日 16時) (レス) id: 0908abf055 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蛙凉 x他1人 | 作成日時:2016年8月27日 10時