【ワールドトリガー】強くなりたい女の子の話-5round

フェイントシューター ページ16

武富「転送完了！各隊員は一定以上の距離をおいてランダムな地点からのスタートになります！」

レーダーを見てみると既に何人か消えている。
私も狙われるのを避けるためにバッグワームを展開してレーダーから身を隠す。

鶴来『皆、いつも通りで頼むぞ』


『了解！』



武富『香取隊は合流を選択！生駒隊、天月第一は少人数で行動するようだ！？』

太刀川『暦が早速ぶち当たりそうだな』



局所器官特化のサイドエフェクトを使って"音"で生駒の現在位置を確認した暦は奇襲をかけるべく一直線に向かっていた。
もちろん、バッグワームを使っている。


日景『次の角から誰か来てるよ〜』

朔咲「たっさんにしては思ってたより早いな…この距離だと多分別のヤツか」
香取隊は合流派だから多分予想だと海かサトシあたりかな…？


角を曲がると水上が驚いて足を止めた。

水上「うおっ暦！！嘘やん運悪っ！」

朔咲「おっし、野生のサトシだ！」


水上「なんでやねん！ポ●モン風に言うなや！地味に気にしとんでそれ！」

朔咲「大丈夫！敏志はマ●ラタウンのサトシよりカッコよくないから」

水上「くっそアカン！泣きそうや！！」


細井『無駄口叩いていないでとっとと逃げえやアホ！』



武富『朔咲隊員から距離をとる水上隊員！』

加古『シューターからすると暦ちゃんは影浦くんみたいにマンティスを使うから、ある程度離れた方がやりやすいと思うわ』



朔咲「させっか！グラスホッパー！！」
水上が逃げようとするのに感づいた暦はバッグワームを解除し、代わりにグラスホッパーを起動する。
空中に足場を作り、一気に距離を詰める。

水上「アーステロイドォー！」


走りながら追って来る暦めがけて弾を放つ。

朔咲「へっこんな攻撃当たるかーー…！！？」

避けたはずの弾は軌道を変えて再びこちらに向かってきた。


朔咲「ハウンドか！」

水上「おしい！残念ながらちゃうんや」


民家に直撃した弾は突如、大きな爆風と共に破裂した。

旋空弧月→←染井　華

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