つらい ページ23
〜あなたside〜
しんどいしんどいしんどいしんどい
寝たいのに眠れなくて
苦しくて息がうまくできなくて
目が覚めた…
さっきまで一緒にいたはずの
幸にぃがいない
あ「幸にぃ…
どこ…うっ…ぇ…。」
寂しくて涙が
どんどん溢れだす
あ「幸にぃ…来て…
ゆ…きに…ぃ…。」
幸にぃと征にぃと真にぃの部屋に
繋がっている無線に向かって
話しかける
何かあったらここに
はなしかけるんだよと
教えられた場所…
いつも
「すぐ行く。」と言う
幸にぃの声が聞こえない
安心する太い声が聞こえない
そのまま何とか起き上って
ベッドから出ると
１番近いお兄ちゃんの部屋に入る
立ってるだけでもやっとで
もうどっちが天井なのかもわからない
扉に倒れ込むようにして
部屋に入った
〜高尾side〜
バタン…！
扉が開いたと同時に
何かが倒れ込む音がした
寝ていた頭が
だんだんと覚醒していく
外を見ればまだ真っ暗で
月の光が差し込む扉には
何か丸いものがうごめいている
ひく…うぇ…と
ぐずぐずと泣いているようだ
高「えっ…？
A…？」
あ「か…ずに…ぃ…。」
高「えっ！？
A！？
どうしたの！？」
あ「…っ。」
声にならない声で
しんどさを必死に訴えているのがわかる
抱きかかえてもギュッと
俺のパジャマを握るだけで
どうしていいのか
わからない
声も出せないまま
ヒューヒューと
空気が喉を通る音だけが
静寂な部屋にこだましていた
高「苦しいね。
もうちょっとだから
我慢してね？
すぐ、薬用意してあげるから。」
背中をさすりながら
リビングへ猛ダッシュする
Aはずっと俺の胸に
顔をうずくめたまま
必死に息をしようとしている
目からは大粒の涙が
ボロボロとこぼれて止まらない
リビングでは
ソファーで幸にぃが
寝息を立てていた
あぁ、だから無線が通じなかったんだなと
思いながらいつも薬が入ってる引き出しをあける
高「すぐ、楽にしてやるからな。
ほら…ゆっくり吸って？」
でも、Aは
なかなか上手に吸ってくれない
あ「ん…っあ。
ヒュッ…。」
高「もっかい！
ゆっくりでいいからな！」
うまく吸えなくて
呼吸も荒いままで
だんだんと俺の方が焦ってくる
数回の挑戦の後
やっと吸ってくれたAは
ケホケホと数回むせた後
だんだんと呼吸が落ち着いてくる
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Ｍ・Ｍっち - スッゴい爆笑しました！面白かったです。出来れば、主人公ちゃんの高校になったバージョンも書いてください！めっちゃ気になります《*≧∀≦》 (2017年8月25日 15時) (
レス) id: 95655e0ce7 (このIDを非表示/違反報告)
なちゅ - すっごいおもしろかったでーす！ (2017年2月24日 20時) (レス) id: 753bcca2df (このIDを非表示/違反報告)
神奈(プロフ) - 面白かったです(*´艸`) (2016年9月27日 13時) (レス) id: ea512469e5 (このIDを非表示/違反報告)
翔子 - おもろかったー (2016年9月24日 14時) (レス) id: e30596583d (このIDを非表示/違反報告)
千里(プロフ) - 完結おめでとうございます。面白かったです！この間スーパーで「大好きなのは〜向日葵と金〜」って歌ってる子供がいましたwww (2016年8月7日 2時) (レス) id: eb1e81f969 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だいふく | 作成日時：2015年2月7日 16時
