【黒バス】大家族の17人目として生まれました！！４

嘘 ページ20

〜今吉side〜

ワシはおままごとでいう
お隣のおじさん

俊の行動でAになにがあったかは
わかったけど、みてる限りだんだんと
Aの元気はなくなっていく

黄「ママー？
遊びにいこ？」

あ「うん、ちょっと待ってねー。」


Aはボーっとしながら
洗濯物を畳んでいるふりをしている

黄「ねぇ！」

全然相手にされない涼太が
怒りだして肩を揺する
その揺すられた振動で
そのままAは倒れ込んだ

黄「えっ！？A！？」

あ「うっ…。」

桜「大丈夫！？」

今「あぁ〜、もう何してんねん。」

俊もやっとかと言わんばかりに
呆れた顔をして近づいてくる

涼太に倒れこんでいるAを
そっと抱きかかえてやる

伊「A？
さっきしんどくないって
言ったよね？」

Aは俊に言われて
しんどそうな顔をワシの胸に
うずくめる

今「そうなん？
しんどくないのん？」

そっと聞いてやると
顔をうずくめたまま首を横に振る

あ「う〜。」

しんどさの限界まで
遊んだAは
何の抵抗もすることなく
浅い息を繰り返している

伊「A−？

しんどい？」


俊に額に汗で張り付いた髪を
拭ってもらいながら
聞かれた言葉に
Aは少し困った顔をして
また首を横に振った

伊「おまっ…！」

初めに俊に嘘をついた手前
あまりしんどいと言いにくいらしい
また嘘をついたAは
俊に優しくでこピンをされていた


Aはでこを抑えて
目にたくさんの涙を浮かべている

今「こりゃあ、結構熱高そうやな…。
ちょっと真にぃのこと
連れて行ってくるわ。」



泣きそうなAを抱えたまま
レポートがたくさんたまった
真にぃのもとへむかった

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