検索窓
今日:11 hit、昨日:2 hit、合計:156,964 hit

お酒の時間 ページ16

〜笠松side〜

黒「今日のお使いは良かったですね。」

今はお酒の飲める5人で今日のビデオを
皆で見ていた

様々な角度からAが写されていて
可愛いのなんのって話し合いをしている


黒「でも、征十郎兄さんも
すごく可愛かったですよね?」

赤「なっ…!

いつそんなものを見たというのだ!」

黒「この前、母さんに
見せてもらいました」

テツはドヤ顔をしながら
征十郎に自慢げに話す

テツは全員が驚くほどに
酒に強い

たいして征十郎は
すぐに顔を髪と同じ色にして
昼間のような怖さはどこかへ抜けてしまう

その時ばかりは
皆も言いたい放題だ

緑「確かにあの頃は
まだ可愛げがあったのだよ」

赤「そうだな。
兄さんに助けられてばっかりだったよ

  ・
  ・
  ・






緑「今日はおつかい行くのやめるのだよ!」

相「どうして?
昨日まであんなに
楽しみにしてたのに。」

赤「そうだよ!
一緒に行こうよー」

真太郎は少し俯いて
今日のラッキーアイテムを
握りしめていた

緑「今日は…いて座と
相性が悪いのだよ…。」

どうしても行きたくないのか
真太郎の目には涙が浮かんでいた

そんな2人の姿を
そんなこと気にしなくても
と思いながら見ていたのを
今でも覚えている

赤「ずっと楽しみにしてたのに…」

どうしても
行きたがらない
真太郎を見て征十郎も
泣きだしてしまいそうだった

笠「そんなに行きたいなら
俺と行くか?」

困ってる母さんを助けようと
行ってみたセルフは
征十郎に首を振られることで
却下されてしまった


仕方ないからと
結局、真太郎が折れることになって
しぶしぶ出発したのだが…




帰り道に事件は起きた

緑「しっかり手をつなぐのだよ」

赤「うん!」


しっかりおつかいをこなして
2人で手を繋いで
帰って来ていた途中


ドンっ!!!

全く前を見ていなかった
中学生に征十郎がぶつかって
転げそうになったのを
真太郎が下敷きになることで
防いだのだ

ガサッとお使いをしたものが飛び出し
真太郎は肩を押さえてうずくまっている
地面には真っ赤な液体が広がっていて
その真っ赤さとは対照的に
征十郎の顔はどんどん青くなっていた

赤「にい…ちゃ…?」

どんどんと溢れる涙が
抑えられずにひっと
喉が締めつけられるように
呼吸が苦しくなる

緑「せい…じゅうろう…
大丈夫だから…。」

ケチャップ→←お菓子



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (402 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
875人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

M・Mっち - スッゴい爆笑しました!面白かったです。出来れば、主人公ちゃんの高校になったバージョンも書いてください!めっちゃ気になります《*≧∀≦》 (2017年8月25日 15時) (レス) id: 95655e0ce7 (このIDを非表示/違反報告)
なちゅ - すっごいおもしろかったでーす! (2017年2月24日 20時) (レス) id: 753bcca2df (このIDを非表示/違反報告)
神奈(プロフ) - 面白かったです(*´艸`) (2016年9月27日 13時) (レス) id: ea512469e5 (このIDを非表示/違反報告)
翔子 - おもろかったー (2016年9月24日 14時) (レス) id: e30596583d (このIDを非表示/違反報告)
千里(プロフ) - 完結おめでとうございます。面白かったです!この間スーパーで「大好きなのは〜向日葵と金〜」って歌ってる子供がいましたwww (2016年8月7日 2時) (レス) id: eb1e81f969 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:だいふく | 作成日時:2015年2月7日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。