ストレス ページ11
〜笠松side〜
?「あぁぁぁぁぁぁぁぁー!!!!!」
真夜中の午前2時、誰かの叫び声が
この大きな家に響き渡った
笠「おい!どうしたんだよ!?」
俺はベッドから飛び起きて
叫び声の主の部屋へと向かう
そこには涙目の清志と瞳孔を開いた征十郎がいた
笠「何があったんだ…?;;;;;」
宮「聞いてくれよ、征にぃのスパルタ教育どうにかしてくれよ、もう征にぃが家庭教師なんて嫌だよー!!!」
珍しく清志が弱音をつらつらと涙目で
並べるもんだと思ったが
すぐにその横の参考書の量と
くしゃくしゃにされた計算用紙で
ちょっとだけ清志が気の毒になった
赤「これぐらいで音をあげてどうする。
このままでは到底、希望校にはいけないぞ?」
宮「はっ!?
俺、この前のテストでC判定だったんですけど!?」
赤「お前はC判定で喜ぶような玉なのか?
学年1位で合格しないと許さないからね?」
笠「…。」
さすがにこれは…;;;;;
この時ほど俺が征十郎の兄で
良かったと思ったことはない
清志がもうどうしようもないほど
疲れ切っていたので
さすがに助け船を出してあげた
笠「さすがにもう2時だし
そろそろ寝かしてやれよ
量より質だろ?」
俺の言葉に征十郎は少し渋い顔をしたが
諦めて今日はここまでと言って
自分の部屋に帰って行った
宮「…っ!!!」
そしたら清志が急に走り出して
えっ!?どこ行くんだよ!?
せっかく助けてやったんだから寝ろよ!
なんて思いながら追いかけたら
宮「うぅっ…!!!!」
トイレで吐いていた…
いやいやいや…嘘だろ…;;;;
宮「うっ…ぇ…はぁ…はぁ…」
清志は何度も何度もえずいているのに
本当にちょっとしか吐けてなくて
苦しそうだ
ゆっくりだけど、しっかり
背中をさすってやる
宮「はっ…はぁ…はっ…はっ…はっ…。」
でも、清志は焦ってるのか
息が乱れ始めた
笠「おっ…おい!
落ち着けって!!」
声をかけても全然聞こうとしない
と言うか聞こえてるか危うい
意識してるかしていないかわからないが
真太郎を呼びに行こうとしても
清志は俺のズボンをギュッと握って
離してくれそうもない
このままじゃ…
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M・Mっち - スッゴい爆笑しました!面白かったです。出来れば、主人公ちゃんの高校になったバージョンも書いてください!めっちゃ気になります《*≧∀≦》 (2017年8月25日 15時) (レス) id: 95655e0ce7 (このIDを非表示/違反報告)
なちゅ - すっごいおもしろかったでーす! (2017年2月24日 20時) (レス) id: 753bcca2df (このIDを非表示/違反報告)
神奈(プロフ) - 面白かったです(*´艸`) (2016年9月27日 13時) (レス) id: ea512469e5 (このIDを非表示/違反報告)
翔子 - おもろかったー (2016年9月24日 14時) (レス) id: e30596583d (このIDを非表示/違反報告)
千里(プロフ) - 完結おめでとうございます。面白かったです!この間スーパーで「大好きなのは〜向日葵と金〜」って歌ってる子供がいましたwww (2016年8月7日 2時) (レス) id: eb1e81f969 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:だいふく | 作成日時:2015年2月7日 16時