29松.ガールにお誘い ページ29
あ)『ご飯、出来上がりましたよ〜』
松代さんが朝食の用意を7人分先に作ってくれたので、それを持っていくとはーい、という可愛らしいハモリ声が聞こえた。
ご飯を分け、いただきますの合掌が終わると皆一斉に食べ始める。
私の隣には、カラ松さんとトド松さんが鎮座していた。
緑)「おい、おそ松。それ俺のなんだけど」
赤)「いーじゃん、この玉子焼きはもう俺が目で取ってたんだよ」
緑)「なにそのルール!?」
紫)「十四松……これあげる」
黄)「えぇっ!!いーんすか!?ありがとうございまーす!!!!」
桃)「カラ松兄さん、そこのお醤油取れる?」
青)「オフコース!受け取ってくれ…ブラザー」
桃)「ウザイけどありがとね」
騒がしい……というより賑やかな朝の風景をぼんやりと眺める。
こんな大勢でご飯を食べるという経験がない私からしてみれば、彼らはとても恵まれた環境で育っているんだなと実感した。
桃)「ねー、Aちゃん。ちょっと気になるんだけどさ、Aちゃんの元の世界の時間軸は今何時ぐらいなんだろうね?」
あ)『あー、確かに言われてみれば……』
唐突なトド松さんの問いかけに戸惑うが、言われてみればそうである。
桃)「スマホ、開いてみなよ。ホーム画面に時間映るでしょ」
朝食中に失礼だとは思ったが、言われるがまま携帯を起動させた。
そこに表示されている日付と時間に驚いた。
桃)「……三日前のままだね。Aちゃんがこっちの世界に来た時で止まっているってこと……?」
あ)『……かもしれません』
スマホに異状は見られないし、恐らくはそういう算段でいい筈だ。
腑に落ちないながらも、学校等のことを心配しなくていいというのは安心した。
そうしてご飯を食べ終わり、食器を片付けていたときのこと。
青)「Aちゃん、今日暇か」
後方から声をかけられたと思ったら、カラ松さんだった。
あ)『はい、暇ですけど……』
青)「Aちゃん、着る服がなくてずっと制服洗って繰り返し着てるだろ?」
青)「俺が昔着ていた服をプレゼントするつもりなのだが……それだけだとあれだからな。」
青)「ひとり、幼馴染みの女の子がいるから、その子に貰いついでに会いに行かないか?」
あ)『……ぜひ!!』
幼馴染みの女の子…………あの子しかいないよ ね!!!!
589人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はーちゃん - いやいや、ナニコレ? 神じゃない?神だよね?かっこよすぎぃぃ!カラ松愛してる! (2019年10月7日 21時) (レス) id: b8b64e89ad (このIDを非表示/違反報告)
白夜水怜 - カラ松ヤバい!かっこよすぎます!ありがとうございまぁぁっす!続き楽しみにしてます! (2018年8月5日 14時) (レス) id: 9cdfd637cb (このIDを非表示/違反報告)
土影くろま(プロフ) - 続きが気になる (2017年11月28日 14時) (レス) id: 046a54540f (このIDを非表示/違反報告)
retsuya-yuuta(プロフ) - 続き気になります。カラ松イケメンすぎる////作者さんは何松が好きなんですか?俺はカラ松ボーイですww (2017年11月23日 0時) (レス) id: f437c536c5 (このIDを非表示/違反報告)
新門アカツキ(プロフ) - お久しぶりです!そしてありがとうございますッッ!!初め見た時は発狂しましたよ(笑)書いていただいただけでも嬉しいのに、まだ続くとはっ!楽しみすぎて踊りだしそうです(笑)また気長に待たせていただきますね。頑張ってください! (2017年11月17日 23時) (レス) id: 20413c34ea (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:抹茶餡蜜 | 作成日時:2016年5月25日 20時