「私の妖精幼なじみが彼氏に昇格希望中らしいです!!」[紫原 敦]

03▼妖精さんとれっつ休み時間 ページ4

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紫「Aちん､Aちーん!!」
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1時間目終了と共に隣の席の敦が唸りをあげる｡しかし､なんとなく予想はつく｡
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貴「数学の宿題…やってないんだ?」
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紫「うん｡」
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まらやっぱりー｡
敦は､とても頭が良い｡
しかし､決まって数字の宿題はやろうとしなかった｡…………何故?
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貴「ハイ､次は自分でやってね?」
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紫「うんうん､するですしお寿司(←」
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貴「やっぱり､返せよ｡」
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やっぱり甘やかし過ぎは､いけないよねっ!!
自分でやらせるべきなんだよ､きっと!!
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のそっ……｡
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紫「あはは､ごめんねAちん〜｡」
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敦が私の上に乗り「ニッ」と笑う｡
……｡あぁもうっ!!
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貴「…しょうがないなぁ〜｡」
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結局､宿題を敦に渡してしまう｡
こーゆうのを､“惚れた弱み”っていうのかな?
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敦は「へへっ､流石Aちんだね!!」と笑いながら､もうシャーペンの見えない速度で宿題を写し始める｡
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さて､やっとゆっくり出来r((黄「Aっち!!」…………デルモめ｡
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黄「Aっちここのを教えてくださいッス!!」
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そういうと黄瀬君は化学の教科書を出して､化学反応式の問題を指差す｡
良かった､これなら解ける…!!
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黄「ここの数学をっ!!」
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貴「敦､トールハンマー!!」
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紫「捻り潰すよっ……!!」
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