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5年前
私は今日もお気に入り場所に向かっていた。
いつものベンチだ。
でも今日は何かが違う。
いつもは私意外ここに訪れる人は滅多にいない。
でも今日は違った。
同年代ぐらいの男の子が先に座っていた。
その男の子は顔の1部に包帯を着けていた。
怪我でもしてしまったのだろうか。
その子は港を見ていた。
私が来たことに気づいたのかその男の子は
ベンチの端っこに座った。
端っこと言っても2人座れるくらいのベンチだ。
男「君はいつもここでヨコハマを見ている子だよね?取り敢えず僕の横に座っていいよ!」
私は男の子の言う通りに隣に座った。
貴「ありがとう!でもなんで私がいつも座っている事を知っているの?」
男「先週ここを通りかかった時に君見かけた。その時に君はなんだかとても幸せそうな顔でヨコハマの景色を見ていた。そんなに綺麗な景色なのか僕も見たくなったんだ。次の日も通りかかったよ。でもベンチじゃないとよく見えないと思って、今日ここに来たんだ。後少しばかり君に会えることを期待していた。」
その子は頬を赤く染めながら言った。
貴「そうなんだ、ここっていい場所よね!」
男「うん、綺麗だよ!」
私たちはその日色々な話をした。
話によるとこの子は13歳で私より一つ年上らしい。
また来るねって言ってある程度の時間になったら帰った。
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作者名:杏子 | 作成日時:2018年10月13日 7時