ジャンヌ・ダルクに恋したのは皇帝5【野坂悠馬】

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フィ｢キスしてるの？！｣

貴｢…え？｣

キスしてる…？現在進行形…？

貴｢キスした…じゃなくて？｣

フィ｢ああ！キスした？だった！｣

貴｢…したよ｣

フィ｢どうだった？！｣

何この圧迫面接…イタリア人って…そういうもの？
まぁ海外の挨拶はキスとかハグだもんね…

貴｢まぁ良かったよ｣

付き合ってない頃急にキスもされたけど
その時は殴って対処したな…

フィ｢俺キスしたけどみんな挨拶だぜ！｣

貴｢好きな人作らないの？｣

フィディオの言い方が気になって問いかけた

フィ｢んー…ファンの子みんな好きだからさ…！｣

貴｢ファンの子か…フィディオらしい｣

フィ｢へへっ！｣

ファンか…フィディオはアンダーカテゴリーに
抜擢されるほど実力の持ち主と聞いている
盗めるものは盗むしかないね

貴｢…｣

悠馬に会いたい…守や一郎太に会いたいな
その後部活をして家に帰宅した

貴｢ただいま｣

｢おかえり｣

貴｢じいちゃんただいま｣

｢A、急だが1年生だけこっちで過ごして
2年生からは日本に戻らないか？｣

貴｢えっ？！｣

｢いきなりでごめん｣

日本に？戻る？急過ぎない？

貴｢私…日本に戻れるの？｣

｢そうだよ…最近お前…笑ってなかったから｣

笑ってなかった？…そんなことあったんだ

貴｢じいちゃん…私…日本戻るよ｣

｢そうか、分かった…寂しいが、お前の笑顔が
よみがえると思うと、わしも嬉しい｣

貴｢ごめん、じいちゃん｣

｢いいんだよ、わしはお前の笑顔が好きなんだ｣

そう言ってじいちゃんは笑って答えてくれた

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