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黒「大丈夫ですか?火神君。」




火「あぁ。どっからかわかんねーけど、飛んできたボールに助けられたぜ。」




降「あのボール…結局置いてきちゃったけど、誰が投げたんだろ?」




あの集まりに来ていた誠凛の3人は、会場に戻りながら話していた。







火「とにかく、俺の顔すれすれでハサミを弾いた。もし誰かが投げたんだったら、とんでもねぇコントロールだ。」



黒「……。」



火「どうした黒子?」





ずっと何かを考えていた黒子だったが、火神に呼ばれて我に帰った。


なんでもありません、とその場を凌いだが、彼の中ではある説が浮上していた。





黒「……あんなボールを投げれるのは……あの場にいた人以外なら、あの人しか……」



火「あ?なんか言ったか?」




そう呟いた黒子の言葉は、誰にも聞こえなかった。


黒「…いえ。なんでもありません。とにかく今からの桐皇戦、頑張りましょう。」




********************





Aside





…たまたまだ。






たまたま帰国できる休みをもらったのが、日本のWCの時期と被っていて、


乗った飛行機に、日本から送られてくる試合映像でよく見てた彼を、たまたま見かけて、



あ、行き先が同じだったのは偶然ではないね。



__________火神大我君と。









まあ会話したわけではないし、当然彼は私のことなんか知らないわけだから、なぜか私が彼を尾行するような形でWCの会場に来た。







そしたらたまたま、キセキの世代が集まっていた。





面白そうだったから物陰に隠れて見ていたら、征がハサミを手に取った。





そしたらたまたま……ではなく本能的に、私はボールを投げていた。







……偶々祭りはこの辺にしておこうか。









なかなか距離があったが、とにかくあのハサミで怪我人が出なくてよかった。







終始、私が彼らの前に姿を見せなかったのは、単純にばれたくないから。



というか、WCで折角みんな揃ったんだ。私が見ているなんて雑念は忘れて、思いっきりやってほしい。







『とは言え…

私が離れて、あそこまで高圧的になってしまったのは想定外だったよ。





………征…。』







先程投げたボールを片手に、彼の切り捨てた赤髪を拾う。




…側から見ればどんな変態だよ、と思うけど安心してほしい。拾って捨てるだけだ。ポイ捨てはよくない。







…では気を取り直して。




WC、見守らせてもらおうか。




3→←1 WC



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こと(プロフ) - 続き気になります!!!もうちゃくちゃ面白いです!!!!!更新待ってます!!!!! (12月27日 21時) (レス) @page31 id: 8bdd3d2cd9 (このIDを非表示/違反報告)
奏奈(プロフ) - 続きを楽しみにしています!! (2022年6月4日 14時) (レス) @page31 id: 43e26a5008 (このIDを非表示/違反報告)
ちるせ(プロフ) - すごく面白いと思いました!!!更新、頑張ってくださいね (2021年9月8日 20時) (レス) id: f5cbf3376d (このIDを非表示/違反報告)
tukina0123(プロフ) - とっても面白かったです!!続きをお待ちしています (2021年8月11日 23時) (レス) id: 9d282b76d8 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 続きがめっちゃ気になります、更新頑張ってください! (2021年6月13日 8時) (レス) id: e3d32f191f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:名無し31457号 | 作成日時:2020年5月30日 23時

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