【黒子のバスケ】0人目のキセキ【WC & EXTRA GAME】

12 the background of participating the game ページ14

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「Hi! How was your return to Japan?(久しぶりの日本はどうだった？A。)」



『It was so fun. I watched high schools basketball game.(すごく楽しかったよ。中学時代の仲間の試合を見てきたんだ。)』






2日後、私は時差ボケに悩まされながらも、アメリカのチームの練習に戻った。






(ここから英語→日本語になります)




「Aのチームメイトか！きっとそいつらもいいやつなんだろうな！」



『大切な仲間だよ。みんな日本の中では、バスケの天才とかいわれてるんだ笑…』



少し嘲笑気味に言った。本当は真剣に言いたいところだが、残念ながら実際の所、アメリカ人に日本人の実力はあまり認められていない。


私も最初はそうやって嘲笑われた。









そして彼らが高校に入学して、約一年経ったように、私がアメリカに来てからも時が経った。





今私は、高校に通いながら、ロスにあるWNBAのチームでプレーしている。


本当は、19歳以下の出場は認められてないけど、私は特例らしい。

こういった特殊な境遇のこともあってか、最初は馴染めなかったアメリカのバスケ界だけど、ここ半年くらいは周りとの関係も良いし、ワシントンポストなんかには





"WNBAに突如現れた異端児"なんて書かれていた。





まあ私は楽しくバスケしてるだけなんだけどね、笑







　 チームの皆は私より年上だし体も大きいけど、なんやかんや実力を認めてくれて、今では随分可愛がってもらっている。









『〜っ！、よし、じゃあやりますか！』




「「おう！」」





私は大きく蹴伸びをして、気持ちを切り替えた。









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やはりプロのチームとなると、練習のレベルも格段に上がる。


帝光時代の練習もきつかったが、どこか物足りなかった。

でもここ(アメリカ)には私より格上の選手が沢山いるから、思いきりやれて楽しい。







「いやー！やっぱりAみたいな頭脳派の選手がいると、ゲームが面白いね！」



「でも、こんなちっさいのにパワフルなプレーもするよね。ほんと、その才能わけてほしいわ？」





『ありがとう。私もここでプレーできて嬉しいよ！』





練習後は、こうやってよく談笑する。こういうときに英語は、素直に気持ちを伝えやすいから楽だ。








『あ、ちょっと私ドリンク切らしてたんだった…買ってくるね。』



「わかった。いってらっしゃい。」





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