3、勉強 ページ4
A side
貴『(ヤバいぞ…非常にまずい。)』
俺はレオナの部屋で、目の前に広がる教科書やらノートやらとにらめっこ中。
部屋の主であるレオナはさっき風呂へ向かったので今はいない。
明日の魔法史の授業で小テストをすると、トレイン先生に言われた。平均点以下は補習だって言ってた……それは回避したい！
貴『今習ってる範囲難しいんだよなぁ…何言ってるか分からないからたまに寝ちゃうし……はぁ。』
俺は魔法史が苦手だ。トレイン先生は好き！ルチウスもかわいいし。面白い話もあるから、授業自体も嫌いじゃない。だが、何故か点数が取れないんだ!!
貴『ううう、この時代に…だから、この問題は…』ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ
うーーーん…。
レオナ｢……さっきから全然進んでねぇじゃねぇか。｣
貴『ぴゃｯｯｯ』
突然耳元で聞こえた低い声に耳と尻尾はピンと立ち、背中はゾクゾクした。
貴『レ、レオナ！いつからそこに…！気配消して後ろに回るなぁ!!』
びっくりしたじゃんか！とちょっと泣き目になって、尻尾を抱きしめて叫ぶ。
レオナ｢ｸｸｸ…。んなに驚くとは思わなかったんだよ。｣
レオナ｢…で？どこがわかんねぇんだよ？ビビリなAちゃん？｣
そう言いながら俺の事を後ろから抱きしめてくるレオナ。レオナは俺よりも大きな体だから、すっぽり収まってしまう。そんなレオナを見上げて言った。
貴『だって…！耳元で急にレオナの声なんて！びっ、ビックリするしドキドキするもん!!!!!…ほんと、心臓に悪い///』
『｢………………。｣』
……え？
なんでそんな目見開いて…？俺、なんか変な事言っ……!!
貴『なっなんでもない!!!!!』
レオナ『…へぇ？(黒笑)』
あっなんか嫌な予感…！俺のカンはよく当たる。
レオナ｢…ここ、間違ってる。ここが……だから、これになるんだ。｣
貴『…ｯｯちょ、レオナ……！』
レオナ｢どうしたA？まだわかんねぇか？｣
絶ｯｯｯｯ対楽しんでるコイツ！変なスイッチ入れちゃったよー！
…………翌日
トレイン先生｢スピネル。今回は前回より良い点だった。これからも頑張るように。｣
貴『あ、ありがとうございます…』
テストを受け取り、席に戻る。
隣に座ってたレオナに覗かれ、俺にしか聞こえない声で言った。
レオナ｢次のテストも頑張らなきゃなぁ？｣
貴『ぴｯ、……頑張りましゅ…』
レオナのおかげで補習は免れました…。
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まや - リクエスト応えてもらえて本当に嬉しいです！何回も読み返してしまいました笑これからも応援しています！！ (2020年11月30日 23時) (
レス) id: 4c976d3a7e (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん！ - 作者様書いて頂けるのですね！嬉しいです！全然亀更新じゃないと思います！人には人のペースがありますから大丈夫ですよ！あと何度も読み返したりしてます！面白いです！嫉妬のやつもとっても続きが気になります！更新頑張って下さい！応援してます！続きが楽しみです！ (2020年11月23日 9時) (レス) id: a175662a1a (このIDを非表示/違反報告)
ふう(プロフ) - あーちゃん！さん» あーちゃん！様コメント、リクエスト頂きありがとうございます！ぜひ書かせて頂きます。相変わらずの亀更新ですが、頑張ります…!! (2020年11月6日 10時) (レス) id: 2518202fcf (このIDを非表示/違反報告)
ふう(プロフ) - まやさん» まや様コメント、リクエストありがとうございます。とても嬉しいです…！現在書いてるものが出来次第、書かせて頂きます。 (2020年11月6日 10時) (レス) id: 2518202fcf (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん！ - 作者様リクエスト失礼します！夢主くんとレオナおじたんの出会いから今の関係に至るまでを宜しければお願いします！！！これからも応援してます！更新楽しみにしてます！ (2020年10月31日 14時) (レス) id: a175662a1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふう | 作成日時：2020年5月6日 1時
