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75つ星 ページ25
ミユキside
私はさっきAがいってた意味がよくわかんないかった
『あ、でも・・・
ケルマさん・・・恋人さんにそれが贈られてきたら・・・
うれしいかも…』
ミユキ「A。さっきいってた言葉・・・
ド―ユーいみ？」
A「え？」
ミユキ「スノードロップの話」
A「あ〜・・・
ケルマさんの恋人って死んでるでしょ？」
ミユキ「うん」
A「だから、ケルマさんの死を願っているってことは…
会いたいから…
って考えるとうれしくない？」
ミユキ「・・・そういうことか・・・」
A「え？」
ミユキ「あんなに考えてた私がバカみたいなんだけど」
A「そんなに考えてたの！？」
ミユキ「誰かさんのせいでね」
A「ごめんごめん(汗)」
ミユキ「雪には色がありませんでした。」
A「ん？」
ミユキ「だから、花たちに頼んで色を分けてもらおうとしましたが、花たちは断りました」
A「そーなんだ…」
ミユキ「しかし、スノードロップは色をくれました
だから雪は真っ白なんです・・・」
A「それって？」
ミユキ「ドイツの伝説」
A「ドイツの話はいい話なのに、イギリスはなんでこんなにも悲しい話なんだろ…」
ミユキ「さあ？」
花先輩はこのこといいたくなかったから…
『ううん。なんでもないわ』
花先輩の顔を思い出した
少し困ったような悲しい顔をしてた…
A「はあ... 」
ミユキ「寝よっか」
A「うん」
あした・・・弥生先輩達に聞いてみよ・・・
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作者名：平野いのり | 作成日時：2016年11月13日 22時
