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それから私は__あの感情が恋だと自覚した直後から__即座に行動を起こした。


校舎に入ったあと、ポーチの中からくしとヘアゴムを取り出してトイレに駆け込むと、簡単なヘアアレンジをして教室を出た。
....正直、さっき先生と会ってしまった時の私は、気が抜けまくってたし。多少なりともなにかしなければいけない気がして、髪型を変えた。その時出来た最大限のお洒落がそれだったのだ。


廊下に掲示されたクラス分けの紙。

普段なら、仲のいいあの子とクラスが別れてしまったとか、ちょっと苦手な男子が同じクラスに居るとかそんなことを気にして見るのに、この日はそんな事は眼中に....いや、頭の中にさえ無かった。

ずらりと並んだ漢字の中から、自分の名前を探す。
....あった。3年2組だ。そのまま目線を紙の一番上に向ける。


3-2 担任 折原千羅


....今日、もしかしたら私は一生分の運を使い切っちゃってるのかもしれないと思った。



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作者名:らぱん( ・×・ ) | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=d9fece3f785bc7d3ebaeeecd6103e95f...  
作成日時:2019年2月23日 17時

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