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51話 ページ11

私は1年A組の前である人を待っていた。


「あれ...Aさんがどうしてここに?」


教室のドアからにょきっと出てきたのは翠くん

「ああ...友也くんを待っているんです。

待ち伏せ×プロデューサー☆ですよ!」


そう言うと翠くんはすこし引いたような顔をした。

「...Aさんがなんかおかしい...鬱だ。」



「じょっ、冗談ですよ!ほら、いつもどうりの私はここに居ますよ」


と、顔の前で手を振って見せた


翠くんはじっ...と私の顔を見た

「そうですよね、先輩は変わってませんよね...」


私はその言葉に高速で頷く


すると、目の端には私が待っていた人物が見えた。


「友也くん!」


「うわあっ!?...なんだ、Aさんか。どうしたんですか?」




私は友也くんの手を取って演劇部室に行った









「さて友也くん。昨日何があったか話してくれませんか?」


お互いに正座している。


私は先手を切った


友也はどうしてそれを...?という顔をした。

そう、マヌケ顔だ


「...もしかして、創から聞きましたか?」


「いいえ、なずなくんからです」


そう言うと友也くんは俯いてしまった


「...きっと俺、Ra*bitsのみんなに迷惑かけちゃいましたよね...」

おおう、ネガティブモードだ。

「迷惑は...本人じゃないので分かりませんが

きっと心配してると思いますよ」

「そうですかね...俺、創と喧嘩したんです」

それは昨日聞いた。


...それはどうして。



「クリスマスライブのセトリとか決めることになって...に〜ちゃんは

今後のことを考えて俺達1年生に任せたんです。3人になっても大丈夫なように。


でも..光はいつもどうりだったんです。勿論俺も創も」



私はそれを頷きながら聞いた。


「セトリを決める時に、俺が中心になって決めることになったんですけど...

創が俺に同意するばかりで、遠慮してるのかと思って言ったんです。

創もちゃんと意見言えよな〜って」


「ああ...意見を言ってほしかったんですね」



「はい、やっぱり遠慮ばかりじゃダメだし...俺も不安だったんで」


「でも創は大丈夫ですよって。...俺は何故か信じられなくて...嘘だろって

そこから喧嘩になったんです。

大きい声で喧嘩しちゃったみたいで光は泣きそうだったし

光がに〜ちゃんを呼んだのか、来て止めてくれたんです。」


なるほど。そういう事だったんだ

この2人だから...そういう事で喧嘩するんだろうなぁ

...なんていえばいいんだろう。

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作品ジャンル:アニメ
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作者名:むらさき | 作成日時:2018年12月27日 16時

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