私は…皆と一緒に居たい…6【フルーツバスケット】

させない ページ14

料理を選んで数分待てば
品が出て来て



A以外全員「(すごく美味しそう…)」




油断してたらお腹が鳴りそうなぐらい美味しそうだ





『いつ見てもやっぱ凄いや…』
望美「さぁ、冷めない内に食べちゃって！」

全員「いただきます！」




此処のお店が潰れてしまうと学生達が悲しむだろうと
思うぐらい、長年愛されているお店


壁にはお客や常連から貰った手紙や絵が貼られており
証拠に数枚サインがある…そこそこ有名人も来ているみいだ



だけど、商店街と言えば…取り壊しやら建て直しやらが
あるのは当然で…




ガラガラｯ




望美「いらっしゃ…またですか」





厨房に居る望美の両親は見向きもしなかった
望美の顔は険しくなっていく





「ごめんくださーい、まだ営業中ならお邪魔させて
もらいますね」

望美「言った筈ですよね、この店は潰しませんと…」
全員「…っ！！」

「そろそろ無理があるんじゃないかしらぁ？」

望美「【しらゆき店】はお客様が満足出来る品を出している
んです…それに野菜、精肉、調味料はちゃんとした所から
輸入してるので」

「まぁ、なんて素晴らしいサービス業…！けれど、客が求める
品が出せなかった場合…分かってますよね？」

望美「えぇ、分かってます」





こんな重い空気の中…






『誰、このオバさん』
望美「ﾌﾞﾌｯ…」



由希「き、霧山さん…？！」
夾「おい、空気読め！」


透「Aちゃん…！」
『えっ…？いや、だからこのオバさん誰？』

「お、オバさんですって…？！」


ありさ「Aから見たらオバさんかもな…」
咲「そうかもね…」





頭に来たのかAに当たっていく





『ゴチャゴチャ煩いなー…此処の売上とか知らないで店を
潰せ？あり得んあり得ん…アンタ舌バカ？亜鉛摂ってる？』

「何よ、女子高生！引っ込んでなさい！」
『ガキの頃からの常連だから引っ込めるワケないでしょ』





Aは椅子から立って対面するように話し合う





『この店を潰されないといけないのか知らないけど…こんな
美味しい料理を安く食べれる店なんて…誰もが嬉しい筈…』



『そうやって後ろにボディーガードが数人いるのは1人じゃ
怖くて言えないんでしょ？』


「生意気ね…！あら、お腹空いてきたわ…霜降り肉が
食べたいなぁ」



望美「し、霜降り肉…！？」
『それが何』



「客が満足出来る品を出しているんでしょ？ほら、
注文入ったよ」






Aはあり得ないことを言い出した

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