ユニーク魔法(夢主Side ページ36
作戦も練り
チェスの駒の役割を果たしていく
思ったより道が花で塞がれている
『運命の鐘よ、この身を焦がし、女神に授けよう…
鐘楼からの近道は…
『ちょっと遠回りだけど、大講堂を抜けなくちゃ…』
デュース「Aさんのユニーク魔法って一体
どんな魔法なんですか?」
『普段見えない範囲も見せてくれるのよ』
ルーク「なるほど、悪行をする生徒の監視にもなるね」
『まぁ、簡単に言えば360℃の監視カメラってところかしら…
ノーブルベルカレッジで起きたことは私が見てるから
言い逃れは出来ないのよ』
イデア「おっかないユニーク魔法…」
『まだ監視カメラとかなかった時代は門番として
使われることもあったわ…懐かしいわね』
シルバー「懐かしい…って」
『……っえ?』
………あれ、なんで私……懐かしいって言ったんだろう
セベク「監視カメラがない時代って…Aさん
17ですよね?」
イデア「門番って、いつの時代」
『な、何故かしら…自然と言ったような…』
門番って…私、現代っ子で一軒家よ
門番をするような城住みじゃないわ
『とにかく、急ぎましょう。大講堂の近道はこっちよ』
大講堂まで走って行くと
ようやく、中間地点に戻ってきた
此処を渡れば隣に鐘楼がある…もうすぐだっていうのに
花で溢れ返っている
むしっても、裂いても溢れてくる
___________
NO Side
『流石に花の量が多いわ…』
マレウス「あぁ。それに、むせ返る程の甘い香りがする」
すると、上から嫌な音がした
ルーク「いけない!花の重みでシャンデリアが
落下する!!皆、避けるんだ!」
しかし、イデアとマレウスが出遅れた
デュース「シュラウド先輩、危ない!」
イデアの方はデュースが首根っこを掴んで助けた
『…っ!!女王さま!!』ダンッ
マレウス「っ…!?」
マレウスの方はAが体当たりして回避した
シルバー「皆!無事かー!!」
シルバーが大声で状況をチェックした
デュース「っつ…今ので、足を、ひねったみたいっす」
マレウスがAに近づいた
マレウス「何故、無茶をした」
『何故かしらね。アナタを見てると守らなくちゃ、ってね
何かの使命じゃない?』
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ぬ - ホントに好きです。ムスメ3さんと同意見ですホントに幸せです (1月3日 2時) (レス) @page25 id: 366c5c0809 (このIDを非表示/違反報告)
ムスメ3(プロフ) - ありがとう、エスメラルダモチーフの夢主待ってたんだ (9月29日 22時) (レス) id: fcb0ec653e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柚木葵 | 作成日時:2023年9月29日 22時