第10話ー�� ページ7
拓人side
妊娠が発覚したためこれ以上は精神病院に入院は出来なくなり､産婦人科にまた戻り入院することになった｡本来ならまだ入院はしないそうなのだがまだ20歳未満のため入院させると言われた
しかし問題なのは入院する病室が個室ではないことだ｡回りの女性たちからスカーレットがどううつるかが心配だった…
病室に入るとまずスカーレットは注目のまとになる､やはり思った通りなのかもしれない…
女「あらぁ､可愛らしい女の子！」
女2「ほんとだ！若い子が来るとは聞いてたけどまさかこんな若い子とは思わなかったわ！」
予想外の反応に俺もスカーレットも声が出なかった､むしろあたたかく迎え入れてくれた
女3「あなたは彼氏さん？」
拓「え！！？あ､いえ､俺はこいつの父親でして…」
女「へぇー！イケメンなお父さんね！そりゃこんな可愛い子も産まれるわね」
拓「いやぁ､よく言われます」
いつものように女性たちに笑顔をかまし､スカーレットを見てみると少し俯いて顔を染めていた
こんなに誉められたらそりゃ照れるわな｡
これなら安心だな…俺は完全に安心しきっていた｡
俺はスカーレットにこれからは夕方に少しだけ様子を見てくる､そう言い病室をあとにした
念には念をだ｡看護師の可愛らしい女性たちにスカーレットのことを話､俺が居ないあいだも様子を見てもらうように頼みその日から仕事に復帰した
仕事中､ジャンとシェリーちゃんが店にやって来た
ポ「スカーレットが入院したって聞いたけど大丈夫なのか？」
シ「スカーレットちゃんと遊びたい…」
学校の先生から入院したとだけ聞いたのだろう｡あまり心配はかけたくないがジャンには学校のプリントや宿題をわたしてもらいたくて話した｡
なによりスカーレットが親友としてしたっているのはジャンくらいだからな
拓「わりぃな､2人とも！スカーレットは大丈夫だからあんま心配すんなよ｡」
ポ「会わせてもくれないのか？」
拓「あぁ､今は会いたくないらしいからよ」
シ「もしかして何かあったの？」
拓「うん､ちょこっとな！まぁ心配するな｡いつ戻れるかはちょっとわからねぇけどよ」
ポ「わかった！じゃあ会えるようになったらすぐ会わせろよ！？」
拓「おう､約束な！」
仕事のあとスカーレットの病室を覗くとスカーレットが女性たちと楽しそうに会話していた｡
ス「あ！拓人！」
俺に気づいたスカーレットがかけよって手を繋いできた
拓「ん？どうした？」
ス「来てきて！」
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作者名：孔丞さくラ | 作成日時：2020年2月18日 10時
