No.91 仲良くするつもりなんて ページ44
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無意識でキャプテンマークに触れる
どうすればいい?
不動くんは誰も信じようとしない
その不動くんに風丸くんたちも嫌悪感を抱いている
豪炎寺くんはシュートを外し続け
飛鷹くんも何か様子がおかしいまま
やっぱり、
あたしこのチームをまとめきれてない…!!
不動「遊びは終わりだ!!」
考え込んでいると不動くんの声が響き渡った
見ると、不動くんは風丸くんに向かってパスを出していた
だけど風丸くんは追いつけない
不動「チッ
何してんだ!しっかりしやがれ!!」
風丸「何を今更…ッ
それに、何処に蹴ってるんだ!」
A「え?」
今の、風丸くんのミスじゃ…
追いつけるボールだったはずじゃない?
不動「壁山!」
今度は壁山くんへのパス
だけど、これも追いつくことができない
不動「いい加減にしろお前ら!!」
壁山「あんな速いパス追い付けないっスよ…」
A「!!
まさか、みんな……」
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円堂「今のは、いつもの壁山なら追い付けていた…!」
鬼道「ああ、恐らく風丸へのパスも…」
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またヒロトくんにパスを出す不動くん
ヒロト「…っ追いつかない!」
不動「ッ何で取れねぇ!この馬鹿共!!」
風丸「取れるわけないだろ!あんなパス!!」
…ううん、そうじゃない……!
不動くんは味方の動きも
敵の動きも頭に入れて的確なパスを出している
だけど不動くんに抱く不信感から、
いつものプレーが出来ていないんだ…!!
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飛鷹「くそっ…
これ以上恰好悪いところは見せられねぇ…!」
虎丸「ホントにどうしたんですか豪炎寺さん!
全然タイミング合ってませんよ!?」
豪炎寺「…すまない」
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円堂「…監督
俺、大事なことを忘れていました
…チームを見るっていうことを…!
俺は、あいつらのキャプテンなんですね」
久遠「分かったのか、円堂
…ならば行ってこい
お前の手で、あいつらを勝利に導いてやれ!」
円堂「はいっ!」
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あたし、
最初は男子と仲良くするつもりなんてなかった
話しかけられたら話して
触れられたらあまり顔に出ないようにして
痣のことを気づかれないように過ごして
試合に勝って…
でも、みんなと特訓したり試合に出るにつれて
男は“怖いだけじゃない”
って思えた
あたし、家を出るためにこのアジア予選頑張ってきたけど……
今は_____
A「みんな聞いてくださいっ!!!」
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作者名:るぅ | 作成日時:2017年9月26日 23時